ダイスキ_158* ページ21
彼side
Aと早く寝たいから、とても集中していたんだと思う。
40分程かかると読んでいたけど30分くらいで書き終われそうだ。
あともう少し。それにしてもA静かだな。寝ちゃったかな。疲れさせてしまったから無理もないか。
眠っていると思っていた彼女の方へ顔を向けると、
彼｢えっ、ええ？？Aどうしたの？何があった？｣
無言で涙を流す彼女の姿があった。
嗚咽などは聞こえなかった。ただ無言で涙を流していたのだ。
僕は驚いたし何より理由が分からなかった。
彼｢A？どうしたの？体が痛む、とか、何が辛いのか言ってみて。｣
先程の動揺から変わり、優しく諭すように問う。
貴｢奏斗には………………好きな人がいた。｣
は？どういう事だ。好きな人なら目の前にいる。しかし彼女は｢いた｣と過去形で答えている。
僕にAを好きになるよりも前に好意を持った人物がいたということか？勿論そんなことは無い。それは最初に伝えたはずだ。
彼｢……A、どうしてそんなことを言うの？｣
貴｢ごめんなさい……。言っちゃいけないのに、気持ちが抑えられなくて……。｣
そのまま、ううっ……と堪えていた涙や声が溢れてくる。
話が見えない。
彼｢どうして言ってはいけないの？僕はAに嘘はつかないし、Aよりも前に好きな人なんかできたことは無かったよ。知ってるだろ？｣
どうしてAはそんなふうに言うのか。
貴｢昨日の朝……うっ……颯翔くんが……言って……た。それがずっと……引っかかってて……。｣
その名を聞いた瞬間頭がズキンと痛んだ。
やはり颯翔はAに嘘を吹き込んでいた。
ただそれよりも僕は悲しかったのだ。
彼｢…………Aは僕の言うことよりも颯翔の言ったことを信じるの？どうして、僕はAに嘘をつかないと約束したよね。今までだってAの為なら何でもしてきた、クラスの奴からもAを護った。なのにどうして僕の愛が伝わらない……。僕は十分愛を伝えてきたのにAは結局僕の事を何も解っていない。僕がAの為にと思ってしてきた事は無駄だったのか。｣
Aの顔を見ることが出来ない。
僕の頬にも涙が伝う。
どうして颯翔の言うことが本当だと思うの？どうして嘘だとわからない？
あの時だって僕はAを護ろうと一人でクラスの奴らと戦ったのに、その隙を狙ってやってきた邪魔者の言うことを信じるんだね。
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天使系殿厨ちゃん(笑) - はい！頑張ります！！イラスト本当に本当にありがとうございました！！感謝です！！ (2019年11月28日 15時) (
レス) id: a7676729d0 (このIDを非表示/違反報告)
ねん@更新不定期(プロフ) - 天使系殿厨ちゃん(笑)さん» わわー！！遅くなってごめんなさい！テスト…そんな時期ですか！！頑張ってください！イラストお気に召されたかわかりませんが、リクエストありがとうございました！ (2019年11月28日 12時) (レス) id: a8abc220a2 (このIDを非表示/違反報告)
天使系殿厨ちゃん(笑) - わーーー！可愛すぎた！！テスト勉強で全然読めてなくて、たまたま来てみたらまさかの！イラスト最高過ぎです！！ありがとうございます！ (2019年11月24日 13時) (レス) id: a7676729d0 (このIDを非表示/違反報告)
ねん@更新不定期(プロフ) - 日名無 りんさん» お待たせしました！！拙いものですが読んで頂けて嬉しいです！いつも読んでくださっているお礼になったかは分かりませんが、宜しければ今後ともお付き合いくださると嬉しいです！ (2019年11月23日 21時) (レス) id: a8abc220a2 (このIDを非表示/違反報告)
日名無 りん(プロフ) - うわあああ！！最＆高です！ありがとうございます！ありがとうございます！！！奏斗君大好きだぁあああ！ (2019年11月23日 17時) (レス) id: 0a69449343 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ねん | 作成日時：2017年12月8日 14時
