ダイスキ_155* ページ17
彼side
家に帰れば2人だけの時間。誰にも邪魔されない幸福な時間。
Aが僕を望んでくれている。ならば少し時間は早いけど、もう我慢できないから、
僕を目いっぱい受け取ってもらおう。
……
そこから時計の長い針が1周するかしないかという時間が経つ。
ベッドには汗だくの少女が息を切らしてへばっている。隣にはいつも通り平然と彼女の隣に座る彼の姿。
彼｢暑いね。脱水になるといけないから水を取ってくるよ。Aはー……、まだ動けないだろうから待ってて、すぐに…｣
彼が言い切る前にへばった彼女が遮った。
貴｢いや！！行ったらダメ！！ここにいて。｣
ベッドから身体は起こせないにしても、頭は動く。
彼｢困ったな。そう言われちゃうとAを置いて行けないや。でもAも喉カラカラでしょ？エアコンさっき付けたところだからまだ涼しくなるには時間がかかるし。｣
2人とも完全にエアコンのスイッチを入れ忘れたまま行為を始めてしまったのである。終わってから彼が付けたためまだ少ししか経っていない。
彼｢汗も凄いし先にお風呂に入りたいね。Aが立てるようになったら一緒に入りに行こうか。エアコンで身体が冷える前に動けそう？｣
貴｢あと5分くらいしたら……多分……立てる。｣
ちょっと気合いが入りすぎたか、Aの喘ぎ声を聞けば聞くほど止まらなくなってしまった自分がいる。
だから今度は一生懸命頑張ったAを存分に甘やかすことに決めた。
ひと段落ついたからだろうか、次に考えねばならないことが頭を巡る。
颯翔だ。
どうにか奴と2人で話せるタイミングは無いだろうか。タイムリミットはあと2日。終業式までに。
基本的にAと僕は学校では離れることは無い。しかし、Aは颯翔を信頼している。助けて貰ったことがかなり大きい。
僕の言うことであればAは颯翔が危険であると分かってくれるだろうが、優しいAはきっと心のどこかで颯翔を完全には突き放せない。当事者にとって恩人とはそういうものだ。
僕があの一瞬気を逸らした隙に……。僕の落ち度だ。あの場では奴が僕の上手を行ったことを認めざるを得ない。
まずはAを味方に付けるという手腕。僕にとっても有効だし、遥香と言う人物と近づくいちばん確実的なやり方だ。
僕が下手な真似に出れば颯翔はAに何を吹き込むか分からない。
……ふん、面白い。そろそろ反撃だ。
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天使系殿厨ちゃん(笑) - はい！頑張ります！！イラスト本当に本当にありがとうございました！！感謝です！！ (2019年11月28日 15時) (
レス) id: a7676729d0 (このIDを非表示/違反報告)
ねん@更新不定期(プロフ) - 天使系殿厨ちゃん(笑)さん» わわー！！遅くなってごめんなさい！テスト…そんな時期ですか！！頑張ってください！イラストお気に召されたかわかりませんが、リクエストありがとうございました！ (2019年11月28日 12時) (レス) id: a8abc220a2 (このIDを非表示/違反報告)
天使系殿厨ちゃん(笑) - わーーー！可愛すぎた！！テスト勉強で全然読めてなくて、たまたま来てみたらまさかの！イラスト最高過ぎです！！ありがとうございます！ (2019年11月24日 13時) (レス) id: a7676729d0 (このIDを非表示/違反報告)
ねん@更新不定期(プロフ) - 日名無 りんさん» お待たせしました！！拙いものですが読んで頂けて嬉しいです！いつも読んでくださっているお礼になったかは分かりませんが、宜しければ今後ともお付き合いくださると嬉しいです！ (2019年11月23日 21時) (レス) id: a8abc220a2 (このIDを非表示/違反報告)
日名無 りん(プロフ) - うわあああ！！最＆高です！ありがとうございます！ありがとうございます！！！奏斗君大好きだぁあああ！ (2019年11月23日 17時) (レス) id: 0a69449343 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ねん | 作成日時：2017年12月8日 14時
