昔も今も変わらず ページ34
遊佐サイド
Aの演技指導は無事終了した。それからというもの、彼女は少しずつだったけどいろいろな作品に出るようになったみたい。時々見かけたりはするものの、たいして話すきっかけとかもなくてなんとなく寂しく思っていた。
安)「あ、どうも遊佐さんお疲れ様です」
遊)「あ、お疲れ様〜」
当時アニメで共演していた安元くんに呼び止められ、少し立ち話をしていたときのことだった。
安)「そういや、あの遊佐さんが演技指導をしたって子とは最近どうなんです？」
モテモテの遊佐さんのことだから〜とかなんとか言ってくる安元くんをかるーく一蹴しつつ、実は全くあれから連絡をとっていないことを話す。
安)「ほうほうほう、そうなんですか。いやまあね、実は僕もまだあの子とは共演したことないんですけど、ちらっと見かけましてね、その時に、まだなんか、こう、現場に慣れてないかなーって感じがして、ちょっと他人事とはいえ心配になったり、なってなかったり」
遊)「え？どっちなのそれ」
安)「いやほら、全然知らない子なのに気にかけてたらちょっと俺キモチワルイ、俺自身がキモチワルイ」
遊)「あ、そうだね」
安)「肯定すな！！」
安元くんの叫びを聞きながら僕は彼の言ったことが気になっていた。
遊)「(まだ慣れてない？...友達とかいないのかな、大丈夫かな)」
安)「？ 遊佐さん？」
遊)「ああ、ごめんごめん。穴澤さ、すごいいい子だから、もし見かけるようなことあったら声かけてやってよ、」
安)「え？ああ、はい」
遊)「ま、慣れ慣れしく声かけたりなんてしたら、それこそ変なオジサンだと思われるかもしれないけど、まあそれはそれで楽しそうだからいっか」
安)「この人こわい！」
次穴澤に会ったらちょっと頑張って声かけてみよう。
*おまけ*
福)「思ったんですけど、遊佐さんて当初からAのこと心配して、ほんと父親みたいですね」
遊)「ああそれね、実は僕もそれ気になって、こっそりDNA鑑定してみたの。そしたら...」
梶)「えええ！？も、もしかして..!?」
遊)「うん、あの時生き別れた、僕の、本当に血の繋がった...っ、」
梶)「え、嘘、嘘でしょ？あ、でも確かにAちゃんからお父さんの話聞いたりしないし… これみんな知りませんよね？え、大丈夫なんですか、え、」
福)「..いや嘘だよ。どう考えても嘘だよ。最初から最後まで嘘で塗り固められていたよ」
梶)「えっ」
遊)「ありゃ、ばれた？」
梶)「もう、いやっ」
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もんぷち(プロフ) - kesiさん» ああありがとうございますぅぅ！！がんばります！津田さんの方のも読んでくださっているんですか、ありがとうございます本当に...めっきめきと更新していけたらと思っております。なんだか馬鹿みたいに暑いですか、体調にお気をつけて〜 (2018年7月14日 22時) (
レス) id: 169ed50379 (このIDを非表示/違反報告)
kesi(プロフ) - もんぷちサンの書くお話が大好きです!いつまでも読み続けるのでもんぷちサンのペースで頑張って下さい!! ここに書くべきじゃないかもしれませんが、津田さんの小説も更新待ってます! (2018年7月14日 14時) (レス) id: c47e3986de (このIDを非表示/違反報告)
もんぷち(プロフ) - あやちぃさん» お久しぶりでございます…果たして今でも見てくださっているのか…そうであれば大変うれしいですが！！！ホストくんですね！ぜひ出します！コメントありがとうございます〜〜うれしいです(´;ω;｀) (2018年7月12日 21時) (レス) id: 169ed50379 (このIDを非表示/違反報告)
あやちぃ - いつも、楽しく拝見してます！最初の方に出てきたホストくんと穴澤ちゃんが仲良くしていい感じになって声優さんが嫉妬して取り返す！って言うの見たいです！急な依頼（？）すみません！ (2018年3月2日 3時) (レス) id: 47c1194515 (このIDを非表示/違反報告)
もんぷち(プロフ) - レイさん» わ〜ありがとうございます！！なんかこう、親近感のわく主人公にしたいというか！そんな願望を込めて書いております…！これからもよろしくお願いいたします〜〜 (2018年2月1日 19時) (レス) id: 169ed50379 (このIDを非表示/違反報告)
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