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眠り姫 ページ23
no side
与謝野医師の治療を受けてから、Aは眠り続けている。
その姿は、人形のように美しい。
「ーーーーーーんっ」
「おはよう Aちゃん、 気分はどうかな?」
「太宰さんー、」
「Aちゃん、最近異能力を乱用し過ぎているね? 無茶は良くないだろう?」
ーー優しすぎるのは君の悪いところだよ?
ニッコリと微笑み、太宰はAにデコピンをする。
元々Aの身体は強くない。
異能力は少なからず体力を消耗するが故、免疫力ももちろん低下する。
彼女には負担が大きかった。
「今日はゆっくりお休み。飲み物と果物でも持ってこようか」
太宰がパイプ椅子から立ち上がる
「ー太宰さん 行かないで」
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作者名:ゆらぎ | 作成日時:2019年5月18日 17時