太宰さん、1人の社員にご乱心

ただいま ページ3

白い肌に映える、ふんわりとした水色のワンピース、ゆるく巻かれた髪の毛に乗る リボンの巻かれたストローハット。端正な顔立ち。

「わぁ、おかえりなさい！Aさん！」
「西洋のお菓子、買ってきてくれた？」
「まァた綺麗になったんじゃないのかい？」
「しばらくです、Aさん」
「久しくだな、ご苦労だった。」


「おかえりなさい、Aちゃん」


名は、Aさんと言うらしい

ーーーー
「ーし、おい敦！！」
「ーーーっひゃい！！」
「見とれてんのかい、ほれ、挨拶しな」
与謝野さんにしょっぴかれた。

「先月から社員になりました、中島敦です！」

「貴方が社長が仰っていた虎さんですね！
社員のAです。どうそよろしく。」

にこやかに微笑むと、僕の隣のデスクに腰掛けたー。

「ーー隣のデスクに腰掛けた！？！」

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