検索窓
今日:3 hit、昨日:0 hit、合計:2,916 hit

本音ですから、 ページ13

敦くんと鏡花ちゃんの奪還作戦に成功し、ここ数日行方を眩ませていた太宰さんが帰ってきたので、

2人で呑みに来ています。

「ごめんって、Aちゃん…」
「許しません」
「ぅうっ、、、、、、、」

先に口を割ったのはAだった

「爆破テロに巻き込まれたり、敦くんが捕まったり
… 太宰さんがいなくなったり」
「何も言わずにいなくなって、」
「心配するに、決まってるじゃないですか。っ」
「もしかしたら、このまま帰ってこないかもって、もう会えないかもって、」


Aは誰よりも死を恐れている。
自らの死ではない。大切な人を失うことが
彼女にとってなによりの恐怖なのだ。

暗い過去が、その美しい顔に影を落としている

脆くて、危ういのだ。全てが。

悲しい過去が彼女の後ろ髪を引き、喪失のトラウマを植え付けている。
ボロボロに崩れてしまいそうで、

それでも、それすら私は

ー美しいと思ってしまうー

「A、」
「私は、探偵社が命を灯す限り」
「この世界から消えたりはしない。

それにーーー。

「嘘だろう?」

涙を目に溜め 眠りこけているA


「困ったお姫様だねえ 本当に」


ヨコハマの夜景が 何時もより幾分綺麗にみえた

過ち→←またひとつ



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (3 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
5人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:ゆらぎ | 作成日時:2019年5月18日 17時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。