眠リノ森〜『全て』の守護精と『炎』の守護精〜

『炎』の守護精 ページ22

ＮＯ side



マリウス「『二酸化炭素(カーポンタイアクサイド)』」



ユウヤ「『毒の雨(ポイズン・レイン)』」



ヒカル「『光の移動(ライトニング・ムーブ)』」



どれだけ攻撃をしても避けられる



ヒカルの能力『光』



素早い攻撃を得意とする



なので1点の攻撃は弱い



リョウスケ「『炎の蛇(バーニング・スネイク)』」



リョウスケの能力『炎』



1点への集中攻撃から広範囲への攻撃を得意とする



ユウヤの『毒』もそうだが、速攻ダメージとしてはリョウスケの方が良いだろう



しかしそのリョウスケの『炎』に待ったをかける能力が『全て』にはいた



マリウスである



マリウスの能力『空気』による二酸化炭素(カーポンタイアクサイド)



二酸化炭素は物を燃やす働きを持っていない



二酸化炭素が充満しているところで炎を付けるとすぐに消えてしまう



それがリョウスケを苦しめていたのだ



どれだけ炎を出しても消されてしまうからだ



リョウスケ「チッ…」



マリウス「…リョウスケが皆を傷つけるなら、僕はそれを止める」



マリウスの目に迷いなどなかった



マリウスは右手に力を込める



マリウス「ユウヤ様。



離れてて下さい」



マリウスの手がオレンジ色に包まれる



ただマリウスがしようとしているのは先程のユウヤにやった酸素(アクシジャン)ではない



その逆であった



自分の身の異変を感じたユウヤは遠くに飛ぶ



それはヒカルとリョウスケでもあった



マリウス「逃がさない。



『真空(ヴァキュウム)』」



しかしマリウスの方が早く、ヒカルとリョウスケは真空(ヴァキュウム)の中に閉じ込められてしまった

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