眠リノ森〜『全て』の守護精と『炎』の守護精〜

『炎』の守護精 ページ44

ケイト side



フフ…



簡単に話してくれる



ケイト「なんでつけている資格なんてないの？」



トモヒロ「俺は…ダイキを裏切った。



親友…相棒…そんなの思ってるの…俺だけや」



ケイトの能力『音楽』



今、音楽(ミュージック)を聞かせていてどんな本音も言わせることが出来る



ケイト「ダイキと仲直りしたい？」



トモヒロ「出来るなら…したい。



俺の気持ちを…伝えたい」



店員「お待たせしました。



カフェラテ2つです」



店員さんがコップをカチャカチャ置いていく



…この音をトモヒロにとっては眠りの音にしよう



ケイト「『音楽(ミュージック)』」



幸運なことにトモヒロはすぐにかかってくれる



そしてカフェラテを飲み終わる頃には…



トモヒロ「…ん」



トモヒロはほとんど夢の中



…さぁ



ケイト「…眠い？」



帰っておいで



トモヒロ「うん…眠い」



ケイト「いいよ、寝て」



トモヒロ「…はい」



トモヒロはそう言って寝てしまった



俺は脱いでいた帽子を被って423チャーをテーブルの上に置いた



ケイト「ご馳走様でした。



…そうだ」



ケイトはポケットから紙を出す



ケイ様から貰ったものだ



ケイト「これをユウヤに渡しておいて下さい」



店員は困惑していたけどいいや



トモヒロを背負って店を後にした

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