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午前中の授業。昨夜一睡もできなかった俺は、授業中に微睡みすぎて教師に注意され続けるという悲惨な目に合い、やっと昼休み
さて、俺の昼飯は毎日年上の友人と食べている。2学年の教室の方が食堂に近い為、友人は必ずと言っていい程俺の教室に顔を見せにくるのだ
因みに友人は顔が良いので、格好良くて人気者の先輩が毎日昼に来るこの教室は割と有名である。なので昼になると教室の女子や、この教室以外の女子生徒もそわそわと付近で待機しているのだ
「なんで青山君かは知らないけど、イケメンの顔を毎日拝めるうちらってラッキーだよね」
「ほんとにね！なんで青山君なのかはわかんないけど、王子といい先輩といい、うちの学校は眼福すぎる」
おい女子達聞こえてるぞ、確かになんで俺につるむのかは俺ですら理解できないが、そういう話は俺の耳に入らない所若しくはラインなんかでやり取りしてて欲しい
それにしても、何だか何時もより遅いような気がする。この時間はとっくに食堂へたどり着いてる筈なのに
もしかして友人は何故俺みたいな人間と毎日昼飯を食べている事に疑問を持って、漸く目が覚めたのかもしれない。俺と友人はカースト的にもポテンシャル的にも釣り合わない。だからそれに関しては別に良いのだが、なんだか寂しい気もする
せめて何か事前に＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
「わり、遅くなった。昼飯食お」
そう言って俺の教室に顔を見せたのは、爽やか代表選手の友人だった
なんだ、まだ目を覚ましていないのか。という卑屈と、良かった、決別してはいないのか。という気持ちが五分五分で、俺の心の中はなんだか気持ち悪い
『別に良いけど、なんかあった？』
そう言うと友人は分が悪そうな顔をする
「あー……それは後で話す」
別に話したくないならそれでもいいのだが、話せる内容ならなるべく聞いて、受け止めるようにはしたい。なんせ友人は俺の数少ない友達なのだから
『で、どうしたの』
食堂で定食を平らげた後、俺は友人に言った。すると友人は少しだけ屈めて俺と顔を近付け、小声で言う。いやまて、小声じゃなきゃ駄目な話なのか
「Aさ、昨日アイツと会った……？」
アイツ？アイツとは誰だろうか、しかし友達の少ない俺には直ぐに割り出せる答えであった
『えーと、あの、保健室の……』
「そうそう、Aってアイツとなんか話した？」
その場の雰囲気で俺も小声なのだが、これ小声で話す必要ある内容なのか？
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遊奈 - 最高！更新待ってます。頑張ってください。もう神作ですね。(語彙力が乏しくてすみません…) (2019年7月30日 22時) (
レス) id: 7992c8abe9 (このIDを非表示/違反報告)
白餅はるた - コメントありがとうございます！更新遅くなりすみません (2019年6月2日 9時) (レス) id: 892c3855e3 (このIDを非表示/違反報告)
まこと - ストーリーがとても好みで、話の展開に惹かれる作品だと思います。更新頑張ってください。 (2019年3月10日 14時) (レス) id: fb4892608a (このIDを非表示/違反報告)
白餅はるた - 更新遅くなりすみません。コメントありがとうございます。白餅にとっては楽しんで読んでいただける読者様が神様ですので。これからも楽しんで頂けたら幸いです (2019年2月10日 0時) (レス) id: e79e389db8 (このIDを非表示/違反報告)
いぇすいぇす - なんでしょう そうですね控えめにいって神だと (2019年2月1日 17時) (レス) id: 078e36b697 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：白餅はるた | 作成日時：2018年11月26日 9時
