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翌日、結局2時間しか眠れなかった俺は、またもや不機嫌状態で登校する
色々あったせいでただでさえ疲れているのに、そんな疲れを癒やす事すらできないのだ。いつストレスで死んでもおかしくない
「お、はよ……」
昇降口のロッカーに靴を入れていると、隣から何とも心もとない声が聞こえた
誰かに挨拶しているのだろうか。しかしそれじゃあ相手に気付いて貰えないのでは？なんて、他人事の話をぼーっと考えていたのだが、それにしては回りに人がいなさすぎる
もしやと思い、声のする方を向くと
「どうかした………？」
そう言って、控えめに首を傾げる男が一人。それは昨日も話しかけてくれたクラスメイトだった
あーこれ、俺に言ってたのか。余りにも話しかけられる事が少ないので、まさか自分に挨拶しているとは思っていなかった
「いや……何でもない。おはよう」
ただでさえ隈が酷くて印象が悪い俺は、挨拶をしてくれた相手に少しでも好印象に見えるようにと、笑顔を作ってみる
ぎこちないかもと不安になっていたが、相手も笑い返してくれたので、俺の笑顔は枯れきってはいないという事が分かった
「なんか疲れてない……？だ、大丈夫？」
しかし疲れは目に見えているらしく、クラスメイトは心配そうに俺の顔を見る
その時ちらりと前髪の間から見える真っ黒な目は、相変わらず美形を彷彿とさせる形の良さだった
「いや、寝不足なだけだから」
もう一度、笑顔を見せる
すると相手の表情は今より酷く歪んで、それがとても苦しそうなものだったから、思わず相手の頬に手を伸ばした
「お前も、疲れてんじゃねーの？」
「いや、おれ……は。手が……っ」
何故か焦る男を気にせず触れた頬は思ったよりもすべすべで、なんで男なのにこんなに肌綺麗なんだろう。とか、その前髪さえどうにかすれば、人生変わりそうなのに。なんて考えていたら、頬に触れていたはずの手は無意識の内に額へ向かい、前髪を＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
「＿＿＿＿は」
なんで
「あ、やめ……」
なんで
「お前、それ……)
なんでだ
.
目の前には、真白と同じ顔があった
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遊奈 - 最高！更新待ってます。頑張ってください。もう神作ですね。(語彙力が乏しくてすみません…) (2019年7月30日 22時) (
レス) id: 7992c8abe9 (このIDを非表示/違反報告)
白餅はるた - コメントありがとうございます！更新遅くなりすみません (2019年6月2日 9時) (レス) id: 892c3855e3 (このIDを非表示/違反報告)
まこと - ストーリーがとても好みで、話の展開に惹かれる作品だと思います。更新頑張ってください。 (2019年3月10日 14時) (レス) id: fb4892608a (このIDを非表示/違反報告)
白餅はるた - 更新遅くなりすみません。コメントありがとうございます。白餅にとっては楽しんで読んでいただける読者様が神様ですので。これからも楽しんで頂けたら幸いです (2019年2月10日 0時) (レス) id: e79e389db8 (このIDを非表示/違反報告)
いぇすいぇす - なんでしょう そうですね控えめにいって神だと (2019年2月1日 17時) (レス) id: 078e36b697 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：白餅はるた | 作成日時：2018年11月26日 9時
