ダイスキナヒト (ページ44)

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「おかえりーどうやったー？」

弄っていた携帯をしまい、興味津々で聞いてくる今吉さんの妹
今吉さんに至っては何があったのか理解しているようで口元を歪ませている

「教えたりいや、花宮」
「アンタ絞め殺してやろうか？」

にやにやしているのが鬱陶しくて息の根を止めてやろうと思った
…が、Aに腕を引かれて大人しくする

今日のAやけに俺に触れてる時間が多いんだよな…
俺はめっちゃ嬉しいけどよ…何かあったのか…？

「なんやA、今日はえらい花宮にべったりやん」
「確かに。午前中も早く会いたいってぼやいとったよな？」

俺を離して妹の方に何かを耳打ちする
それを妹の方が今吉さんに伝えた

「成程なぁ…？ワシもその話乗った」
「面白そうやな、お兄。これはうちも乗ったわ」

なんか寒気がするんだけど。得体の知れない寒気が…！！
これ絶対悪戯されるやつだろ！！

「愛されとるなぁ！まこちゃん！」
「うわっ！？やめろ近寄んなクソサトリの妹！！」

愛されてるって当たり前の事だしなんで突然んな事言いだした！？

「Aせんぱーい、俺等のこと忘れてなぁい？」
「お願いだから花宮を刺激するな。何を機にキレるかわからない」
「今日一日原はもう黙っとけ…」
「もういっその事口にガムテープ貼る…？」

疑問が頭を埋め尽くしていく

マジで意味分かんねえ…