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【サンプルボイス】
一人称:私
二人称:お前、君、名前呼び捨て
三人称:お前たち、君たち、(こそあど)いつ

イメージCV:細i谷i佳i正さん
少しかすれた低い声。身体に響くような、落ち着く穏やかな感じ。
声が大きくともうるさいとは思わず、心地の良い気分になる。


「私の名は櫂。『竜宮庵』のオーナーをしている。ん?ああ、種族は人魚だ。足があるのが不思議か?実はとある魔法使いに美しい声と引き換えにもらったのだ。まあ冗談だが。ここにいる人魚族は変化が可能だ。周知のことだが…まだ月祥に来て日が浅いようだな。不安なこともあると思うがうちの温泉にでも浸かりにくるといい。きっといい息抜きになるだろう」

「お、はは。本当に人魚だったのか、だって?最初の自己紹介の時にそうだといったではないか。私は鯨の人魚だぞ。触ってみるか?ん〜…遠慮しなくていいんだぞ?」

「小さいな!面白い!私が大きすぎる、と?そうか?これでも本来の姿よりだいぶ小さいのだぞ。本来の姿であればお前なんか踏みつぶしてころしてしまうだろうな!はは!まあ水の中でしか本来の姿にはなれないが」

「久しいな。私はお前に用はないがなぜ来たのだ?お前が私に用事があろうとも私はお前に用はない。早く帰ってくれないか」

「好きな食べものは何か?魚だな!ん?共食い、だって?はは、海にいるものは何を食べていると思っているのだ。同じ魚だぞ。弱肉強食、というだろう?」


「そうか、お前はニンゲンだったのか!では誰かの番なのか?…カミサマのせいで迷い込んだ?はは!それは災難だったな!!人間だとさぞ大変だろうが頑張ってくれ!私?人間は美味くないから食べないぞ。安心してくれ。他の人魚たちも食べはしないと思うが人間に対して恨みを持っているものもいる。むやみやたらに人間だということをしゃべらないほうが身のためだぞ。聞いたのが私でよかったな」

「なんだ、どうした!私に何か用か?はは、頼ってくれるのはうれしいが私はニンゲンではないのだぞ。人間は人間同士で仲良くしていたほうがいいだろう。それとも、私を番にしたいのか?ハハ!冗談だ!」

「ほう、海の中が見てみたい、と。ふむ、では連れて行ってやろう。お前がみたこともないほど美しい景色があるぞ。安心してくれ、私と口づけをすれば人間でも海の中で息をすることができる。ん?なぜ拒否する。お前が見たいといっただろう?」



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ねむこ(プロフ) - ゆかさん» ありがとうございます〜!光栄です! (6月19日 8時) (レス) id: 7450988cef (このIDを非表示/違反報告)
ゆか - 絵柄がとてもだいすきです!こんな上手な絵描けるの羨ましいです! (6月17日 22時) (レス) id: f18a32c293 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ねむこ | 作成日時:2023年4月17日 23時

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