夜明けを導く光【鬼滅の刃】 (ページ37)

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「カァーーッッ！長月A、任務ガ入ッタ！直チニ応援二向カイ、炎柱ト合流セヨーーーッ！｣

甲の隊士になってしばらくした頃、鍛錬中に急な任務が入った

それも柱との合同任務なのだけれど、師範以外の柱の方と会うのは初めてだ

「緊張するな…｣

応援で行くということは十二鬼月の可能性もありえる

それか、それ相当のかなり強い鬼

私は急いで隊服に着替えて刀を持った

「行ってきます！｣

目的地に向かって走っていると、遠方に羽織を来た鬼殺隊士を見つけた

炎のような羽織…もしかしたらあの方が炎柱様かも

速度を上げて追いつき、その人に話しかけた

「こんばんは、応援で来ました」

「こんばんは！君が甲の長月少女か？｣

特徴的な色の髪に、溌剌とした声の明るい印象を持つ男の人だ

「はい！初めまして、長月Aです｣

「そうか！俺は炎柱の煉獄杏寿郎だ！初めまして！」

道を走って行くと、ある山を見つけた

山と呼ぶには小さいけれど…恐らくそこが今回の任務地だ

「…っ！｣

山から細く悲鳴が聞こえた

複数…先に入山した隊士たちだろうか

「…私、先に行きますね！失礼いたします｣

「ああ、それなら俺も…よもや、君は足が速いな！とてもついて行けない！柱として不甲斐なし！｣

「っ…危ない…｣

山に入るとすぐ、急に針のような細い葉が四方八方から沢山飛んで来てその場で捌いた

すごい数…どこから出てきてるの？

「長月少女！｣

「炎柱様！｣

しばらくすると炎柱様も後ろから来られた

「一旦ここで待機しておいてくれると有難い！俺は奥の方へ行くから、合図をしたら来てくれないだろうか！｣

そういって炎柱様は奥へ入っていった

「はい！｣

すると突然、背後から誰かに話しかけられた

「お前…女かぁぁ？｣