弐-5 ページ11
"継子"というのは知っている
桑島さんから聞いたとこがある
「継子って…柱が育てる隊士…」
「そうだそうだ、よく知ってるな」
「…なぜ私を?」
「Aは雷の呼吸の派生を使っているだろ?俺の呼吸も雷の派生なんだよ。それに…お前には見込みがあると思ってな」
ん?…雷の呼吸の派生?
「音柱様、私は派生ではなくそのままの雷の呼吸しか使っていません。日輪刀の色は独特ですが…」
と言って日輪刀を少しだけ鞘から出して見せた
「そうか?さっきのはそんな感じじゃなかったような気がしたが…どういうことだ?」
指を顎に当てて考え込む音柱様
「あ、」
思い出した!あの時だ、鬼の腕を斬り落とした時
信じられないくらい身体が速く動いた…呼吸の感覚がいつもとは違ったような…
まるで魔法のように、今までで一番楽に身体が動いた
「…もしかしてさっきのが初めてか?」
「自分でも確信は持てませんが、おそらくそうです…」
自分でもよく分からないんだけど、体が自然とあんな呼吸をした感覚だ
これが自分に合った呼吸法…?
「ハハハッ!そうとなったらお前の新しい呼吸を完成させるためにも、この宇髄様がド派手に面倒を見てやる!」
音柱様は明るく笑ってこう仰った
「いいな?今日からAは俺の継子だ!!」
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みやびりじゅ(プロフ) - 嬉しいです、ありがとうございます!頑張ります! (2022年11月5日 22時) (レス) id: eaba6d63f6 (このIDを非表示/違反報告)
七星 麗華 (ななぼし れいか) - 面白かったです!!更新楽しみに待っています!!! (2022年11月5日 17時) (レス) @page39 id: 50853c9852 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:みやびりじゅ | 作成日時:2022年1月21日 21時