◇第漆話 ページ8
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……山崎さん、意味深な事言っといて行ってしまわれた。
どうしようか。何処に行こう。
初日から寝るのもなぁ。土方さんはゆっくりしとけとか言ってたけど……流石に寝るのは……
やっぱ屯所ウロウロするしかないかぁ。アテないけど。
「総悟も非番だっけ……どっかに居るかな」
ウロウロしつつ10分。なんか道場の縮小版みたいな場所を見つけた。こういうの何て言うんだっけ。
「おっ」
総悟と隊員の誰かが手合わせしてる……
端っこの方に座れば多分邪魔になんないよね……うん。
こうしてると、昔を思い出すなぁ。いつもこうして見てたっけ。
……やっぱ。
「かっこいいなぁ」
ボソ、と呟いた。何だか総悟が此方を見たような……
「いてっ」
竹刀が総悟の頭を叩いた。
「隊長!すみません!切腹してくるっす!」
「うるせぇよ早くやれ帰ってくんな」
「いやしかし隊長をお守りする役目がなー」
「そんな役目ねぇから帰れ田舎に」
なんだろうかこの部下くんは。神山さんって言ったっけ。キャラ濃っ
「がんばー」
此方を向かないながらも、小さく手を振ってくれた。
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作者名:眠い人 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/nemuihito71/
作成日時:2017年5月20日 2時