あのこ、こねこ【イナイレ】 (ページ9)

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雰囲気ページ9

ある日の練習中のこと。

鬼道くんから風丸くんへパスが繋がれ、風丸くんがそのままドリブルへ上がっていく。

するとそこへ、あっきー(不動くん)が激しいスライディングをかけ、それに風丸くんが飛ばされ地面に叩きつけられる。

「風丸！」

「大丈夫だ、円堂！」

そう言って立とうとする風丸くんが、足を変な方向にくねったのか顔をしかめる。

『風丸くん、つかまって』

「悪い。さんきゅ」

そのプレイは危険なもので試合であればイエローカードを出される可能性もあるほどだった。

「不動！今のはわざとだろ！」と、鬼道くんが責め立てようとする。

が、「ナイスチャージだ」と褒めるくどーせんせーの言葉にみんなが目を疑った。

虎丸くんの行動にも不満を持つメンバーが数人いた。

「それじゃあおれ、これで失礼します！」

まだ練習は終わってないものの、虎丸くんは早退。

それから緑川くん。

緑川くんはパスを回すことなくひとりで上がっていき吹雪くんにボールを奪われ、その行動に綱海くんが注意をするが、当の緑川くんは無視をした。

そういったことが多くなりどんどん雰囲気は悪化していく。