六十五寮 ページ18
エリスside
デュ「……テメェ……」
エス「ふざっっっっっけんなよ!!!!!!!」
突然エースがリドル先輩を殴った。
『!?』
リド「え……っ?」
「「リドルくん!?/リドル!?」」
クロ「ローズハートくん!?」
「「げっ……!寮長を殴った!?」」
グリ「右ストレートが綺麗に顔面にキマッたんだゾ!」
なんで突然殴ったんだ?
その場にいた全員がその光景に騒然としていた。
リド「痛……え?ボク、殴られた?」
エス「……まれよ」
リド「は」
エス「エリス先輩に謝れっつってんだよ!!!!」
エースの声だけが響く。
僕はその声で意識を戻し、エースの前に走る。
『お、おいっ!エースっ、殴っちゃダメだ!決闘だぞ!?』
エース「あー、もういい。
寮長とか、決闘とか、どうでもいいわ。
それよりも、謝れよエリス先輩に…、謝れよっ!!!
先輩はぶっきらぼうだけど、皆の事を優先に考えている優しい先輩だ……!!」
『エース……』
そんな事を思ってくれていたのか……優しいのはどっちだよ…。
エス「子供は親のトロフィーじゃねーし、子供のデキが親の価値を決めるわけでもないでしょ。
お前がそんなクソ野郎なのは親のせいでもなんでもねーって、たった今よ〜くわかったわ!
この学園に来て一年、お前の横暴さを注意してくれるダチの一人も作れなかった、てめーのせいだ!」
リド「何……を、言ってるんだ?」
エースの言葉に目を見開いて呆然とするリドル。
エス「そりゃお前はガッチガチの教育ママにエグい方されたかもしんないけどさ。
誰かを傷つけていいはずねえんだよ!
ママ、ママってそればっかかよ!自分では何も考えてねーじゃん!
何が赤き支配者だ!
お前は魔法が強いだけの、ただの赤ちゃんだ!」
リド「赤ちゃん……だって?このボクが?」
これは……地雷を踏んだな…。
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作者名:正岡蘭華 | 作成日時:2020年6月27日 15時