猫屋敷 ページ7
時が流れ、カナヲの最終選別も終わり、
私が15 カナヲは16となった。
わたしには猫柱という地位が与えられ、
増え続ける猫達を蝶屋敷で管理ができないことになり
すぐ隣に猫屋敷を建ててもらった。
「鈴音、お餅」
しのぶ姉さんが差し入れに持って来てくれた
お餅をスッと相棒に差し出す
「‥ニャ」
[こんなん食べれねえよ俺は猫だぞ]
そう言いたげな瞳でこちらを見上げる
「‥美味しいよ」
「ンニャッ」
[食えねえって!!!!]
前足を全力でバンバン!と床に打ち付ける
完全に嫌がっている。
美味しいのに‥
あれから長いこと鈴音と鬼と戦って、彼が考えることが伝わるようになった。
他の猫達はまだ若いらしく鈴音のように意思の疎通はできないけれど、
いつも鈴音が通訳してくれる
「あっだめじゃないですか!!!
返してくださいっ!!!!」
隣からアオイの叫び声が聞こえる
ああきっと、鵺若がまたいたずらしてるんだろうな。
鵺若はわたしの伝令鴉
なにもない時は他の猫同様蝶屋敷と猫屋敷を行ったり来たりして遊んでいる
その中でもなぜかアオイはいたずらされがち。
きっとあの髪型のせいだな。
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ayumisimuya(プロフ) - 面白い更新楽しみ (2019年11月26日 22時) (レス) id: 7e5a632e4e (このIDを非表示/違反報告)
九狐 - え、こんな素敵な作品読めてうれしい。猫柱可愛い (2019年11月23日 21時) (レス) id: 5c71f16ab8 (このIDを非表示/違反報告)
睡-スイ-(プロフ) - 猫柱でドラえもんを思い出したワイを殴って下さい... (2019年11月21日 21時) (レス) id: 43464582ec (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ルイ | 作成日時:2019年11月19日 11時