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04.S ページ4

「ブッ!!!www」


そいつはおもいっきり吹き出した。
でもすぐにヤベって後ろを振り返って咳で誤魔化して言った。



「 (( ゴホンっ……俺、ハーフに見える?ww 初めて言われたわww あのね、二階堂って名字なの、俺。二階堂 高嗣。あだ名がニカ。みんなそう呼ぶから。いやぁ久々に吹いたわ。 ハーフてww どっちかといえばお前のほうがよっぽどハーフみてぇな顔してんだろww お前、もしかして天然??ww )) 」



いや、初対面の自己紹介であだ名使うなよややこしいな!!そこは普通フルネームだろ!!


「 (( あ、そうだよね?!ごめんごめん、間違えたっ。)) 」


ていうか、そんな笑う?!ニカっていうから、なんか、ほら、アジア系とかのハーフなのかなって思ったんだよ!!


あんまり笑うからちょっとカチンときて少し黙ったら「 (( あれ、怒った?)) 」ってちょっと心配そうな顔で覗き込んできた。

なんだよ、そういうのはちゃんと気にするんだな。まぁいいや。



「 (( ううん。よ、よろしく、二階堂、くん。)) 」

「 (( だからー、ニカでいいってば。)) 」

「 (( わかった、に、ニカ。よろしく。)) 」



「 (( おうっ!)) 」



ニカは、ニッと白い歯を見せ笑った。



……笑顔が眩しいってこういうことか。



と思うほど綺麗な笑顔を向けられ、
気付けば自分もつられて笑顔を返していた。






こうして俺はニカと出会った。

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キスマイ(プロフ) - はじめまして!自分の大学生活を思い出す位とても具体的で、ニカ千の出会いも可愛くて素敵でした!弓道部のニカちゃん、似合いますね!ボランティアサークルのこれからも、玉千の過去もとても気になります。これからも更新とても楽しみにしています♪ (2016年3月5日 22時) (レス) id: 32dc0d3973 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:雪猫 | 作成日時:2016年2月20日 13時

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