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side,Kota



行ってきますと声をかけ家を出た。


暖かい日差しに冷たい空気。


いつもの道を歩きながら深呼吸をする。


思い出しちゃダメだ。


あれはもう昔のことで今思い出してどうこうというわけでもない。


同じような悲劇が今後起こるかなんて、……きっとないことだ。


大丈夫。大丈夫。


そう自分に言い聞かせた。


歩いて着いた先はまっすーの家。


事前に電話を入れて置いたからか、俺の顔を見るとまっすーは笑いながら奥に通した。


増田「薮一人で来たの?」


宏太「うん。」


増田「よく来れたね。偉いよ。」


宏太「俺、もう20歳超えてるから。」


増田「俺からしたらまだ子供だよ。」


お茶を出しながら、まっすーは笑った。


出されたお茶に何回か息を吹きかけてから、口に含むと


体がじわじわと温かくなるのを感じた。


増田「それで……どう?みんなとまた暮らしてみて。」


宏太「どうって、そんな5年前と変わらないよ。ただ光の記憶がないってだけで、


まぁ光も知らないうちに俺らの嫌いなもの避けてくれたり、


本当に記憶が戻ってないのか分からないくらい……普通だね。」


そっかとまっすーはまた笑う。


まっすーは何を話しても、笑ってくれる。


どんなに重い話をしても、大丈夫だよって解決策を一緒に考えてくれる。


だからこそすごく話しやすいのかもしれない。



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華代(プロフ) - はじめまして。 一気読みでしたが、素晴らしい作品で、感動しました。 また初めから読んでみたいと思います。本当にお疲れ様でした! (2021年2月4日 18時) (レス) id: d952e3b0da (このIDを非表示/違反報告)
まる - 今までお疲れ様でした!俺らシリーズ含め猫チャロさんの作品が大好きです。占ツクから離れた時期もこの作品だけは思い出しては読み返していました。完結まで書いて頂き感謝しかありません。この作品に出会えたことを幸せに思います。 (2020年8月6日 4時) (レス) id: 9463c2f9d9 (このIDを非表示/違反報告)
You(プロフ) - チャロちゃん居なくなってごめん。影でずっと見てたよ。今までおつかれ様でした!悠樹 (2020年2月14日 11時) (レス) id: 6822cd0dae (このIDを非表示/違反報告)
光音 - こんばんは。今お話読ませてもらいました。猫チャロさんのお話、大好きです。伊野尾さんのキャラ設定、私の中のどストライクでした。これからもまだ読んだことのない猫チャロさんの子供、読ませてもらいます。ありがとうございました。 (2020年1月27日 20時) (レス) id: df7638da7e (このIDを非表示/違反報告)
青空と虹(プロフ) - 今までありがとうございました。そして、お疲れ様でした。寂しいですが、猫チャロさんの子供たちを大事に大事に読み返そうと思います。このアカウントを作って活動を始めたのは、猫チャロさんのお話を読んで感動したのがきっかけでした。人生を変えてくれてありがとう。 (2019年11月15日 1時) (レス) id: 4cc456b6d8 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:猫チャロ | 作者ホームページ:http  
作成日時:2018年10月6日 18時

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