俺から離れないで...? 【Inoo & Yabu】

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伊野尾side




朝起きると少し開いたカーテンから、光が射していた




チュンチュンと鳴く鳥の声が聞こえるけど、そんなに俺の心は晴れていなかった。




薮「慧おはよ。ご飯できてるけど、食べる？」



寝室のドアから顔を見せた宏太は、エプロンをしながらオレが起きてるかの確認をする



伊野尾「うん、食べる」



布団を畳んでダイニングに行くと、ご飯が綺麗に並べられてた



薮「今日から仕事だよ」



伊野尾「うん、」



今日から新しい仕事。



前は飲食店のアルバイト。その前はコンビニのアルバイト。



なにもかも長続きすることはなく、トリマーの資格を持っていた俺と宏太は、ペットショップで働くことにした。



薮「緊張してる？」



伊野尾「してない」



薮「してるじゃん」



伊野尾「...緊張してる、」



緊張しないわけがない。




薮「行くよー」



今日どうしようとか、色々考えてたら宏太は準備出来てて、バックを持ち玄関に歩いてく。



伊野尾「待ってっ、」



薮「早く早く笑」



急いでジャンバーだけ持って、宏太の後をおいかけた。



俺のバック？...宏太が持ってるから大丈夫。



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