新・信長公記 〜クラスメイトは戦国武将〜

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Aside.





信「あの雲はどこから来たのか。そして、どこへ向かうのか。あの雲はなぜ生まれてきたのか。」




この人、本当に、織田信長…？

み「敦盛はね、織田信長が好きだった歌だよ。」





確か、みやびに教えて貰った気が…






『草葉におく白露、水に宿る月よりなおあやし 金谷に花を詠し、榮花は先立って無常の風に誘わるる 南楼の月を弄ぶ輩も 月に先立って有為の雲にかくれり 人間五十年 化天のうちを 比ぶれば 夢幻の如くなり 一度生を享け 滅せぬもののあるべきか 』




…





信「良い歌だな。思わず体が動いた。」


『信長くんも、総長を目指してるんですか？』


信「俺はー、そういうの興味ないから。」


『じゃあ、私達と一緒に旗印戦を止めていただけませんか？』


信「それは断る。」




な、なんで…？興味ないから止めるのめんどくさい的な！？




『な、なんで…？』


信「あいつらにとって戦は、定めだからだ。」




定め…？じゃあ、戦をするのがみんなの運命なの？



信「より強気者を求めて、頂きに立つことを夢見てる。その戦いを止める権利など誰にもない。もちろん、貴様もだ。」



そんな…じゃあ、信長くんはどうなるんだろう、



信「なぜ、戦を止めたがる。」


『それはみんなが………学校は勉強する場所だから、』


信「それなら、別の高校に行けばいい『それは出来ないの！』


信「…なぜだ？」




そ、それは…あぁ！もう！もう帰ろう、
ごめん、信長くん





…






『あれ？信長の人形どこいったー？もしかして、落としたっ…え！どこに！？最悪だぁ…あれ、みやびとオソロだったのにぃ、』

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