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私は数占学の授業を受けた後、変身術の授業へと向かった。
3年生では、身近な物を変身させるなど、基礎的なところが主な学習範囲となるが、私が興味があるのはアニメーガスだった。
なんと言っても、ポッターの監視にとても役立つ。ので、いち早くものにしたいが、きっとマクゴナガル先生に聞いても3年生にはまだ早いと言われるし、確かアニメーガスになれる魔法使いは魔法省に届出を出さなければいけないなど、何かと面倒くさいのだ。
教授がアニメーガスになれたら早かったのだけれど、どうなのだろう。そんなことを考えているうちに教室に到着した。
ザビニは別の女子の隣へさらりと向かって行ったので、私はいつも通りセオドールの隣へ座った。
じきにチャイムがなると、茶色の虎猫がマクゴナガル先生へと姿を変えた。私がアニメーガスとなったら、どんな動物へと姿を変えるのだろう。尾行や監視に便利そうな蝙蝠がいいな、と考えていると脳裏に黒い外套を着た彼がよぎった。
そんな私をよそに、周りの生徒はなにか別の話題で盛りあがっているらしい。そんな様子に先生はため息をついた。
「まったく、今日はみんなどうしたんですか？」
「先生、私たち、『占い学』の最初のクラスを受けてきたばかりなんです。お茶の葉を読んで、それで…」
ハーマイオニーが深刻そうに声を上げたのを見て、違和感を感じた私は占い学についてセオドールにこっそりと聞いた。
どうやら、占い学でポッターの陶磁器にグリム、死の予告が現れたのだという。流石はハリー・ポッター、話題に事欠かない。
「ああ、そういうことですか。今年はいったい誰が死ぬことになったのですか？」
「僕です。」
ポッターは真っ直ぐな目で先生を見た。
「では、ポッター、教えておきましょう。シビル・トレローニーは一年に一人の生徒の死を予言してきました。いまだに誰一人として死んではいません。死の前兆を予言するのは、あの方のお気に入りの流儀です。」
先生は大事とは捉えていないらしく、冗談気味にそう答えた。当たり前だ、占いを真っ当に信じる魔法使いなどどこにいるのだろう。
『セオドールは？何かあった？』
「占いか？大いなる幸福、後に試練と苦難。」
『想像以上に抽象的なのね。』
「全くだ。素直に数占いを取っておけば良かった。」
その言葉をきいて、小さく笑みを零すと先生の鋭い視線が飛んできたため、ノートをとるふりをしてまたアニメーガスのことについて頭を悩ませた。
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猫田(プロフ) - ななおさん» ありがとうございます！コメント本当に励みになります。これからも面白いと思って貰えるようなお話かけるよう頑張ります！ (2月21日 1時) (
レス) id: 922d1d8c49 (このIDを非表示/違反報告)
ななお - アズカバンの囚人までお疲れ様でした‼︎毎回面白くて楽しく読ませてもらってます。これからも作者様のペースで頑張ってくださいね (2月21日 1時) (レス) id: cf12d55d58 (このIDを非表示/違反報告)
猫田(プロフ) - ななしさん» ありがとうございます！お休みでフレッシュした分1層頑張ります (2月18日 14時) (レス) id: 922d1d8c49 (このIDを非表示/違反報告)
ななし - お疲れ様です😆🎵🎵気長に❤️ (2月14日 8時) (レス) @page41 id: 9b994bebe6 (このIDを非表示/違反報告)
猫田(プロフ) - みぃさん» 嬉しいです！ありがとうございます (1月28日 22時) (レス) id: 922d1d8c49 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：猫田 | 作成日時：2024年1月9日 9時
