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なんの説明もなく、4階の廊下へやってきた。隻眼の魔女の像の傍で止まった彼に説明を頼むと、1枚の羊皮紙を取り出した。
それは忍びの地図というらしく、「われ、ここに誓う。われ、よからぬことを企む者なり」と唱えると隠された道や人々の軌跡が分かる魔法具らしい。
相当複雑な呪文が編み込まれている。相当な品物だと感じた。
隻眼の魔女像から割れ目が出てきて、先を進む。彼は「いたずら完了」と唱え、地図を消した。
先まで進むと、店の倉庫へ出た。
ポッターと共にカウンター裏まで移動し、人に紛れる。
多くの人でごった返していたここは、どうやら様々な菓子を売っているらしい。
暫く歩いていると、見知った2人を見つけた。
「ハリー、A！」
それはウィーズリーとハーマイオニーだった。2人は私達がここへ突然現れたことに驚いていた。
ポッターが忍びの地図について2人に話すと、ハーマイオニーはブラックの所在が分かるかもしれないと先生へ忍びの地図を渡すことを勧めたが、ウィーズリーはクリスマスくらいポッターは楽しまないと、と主張した。
3人を諌めながら、私はローブのフードを深く被った。ポッター達と共にいるのがドラコ達に見られてしまったら相当拗れたことになるからだ。
なんとか話は収まったようで、私たちは色々な店を回ったあと、三本の箒でバタービールを飲んでいた。メリークリスマス！と言い合いながらジョッキを打ち、バタービールに口をつけると、甘さが口の中に拡がった。
「A、君が泡髭を付けてるのを見れるのはきっと僕達だけだろうね。」
ウィーズリーは笑って言った。そんなウィーズリーも口に泡髭が付いていて、つられて笑ってしまった。
私達が談笑していると、突然ポッターは声を上げた
「見て！マクゴナガル先生と、ハグリッドと、フリットウィック先生と、大臣のファッジだ！」
私達の机から4つほど離れた席に先生達と大臣が座っていた。そこに、三本の箒の店主のマダム・ロスメルタが加わった。
私達は耳をそばだてて、彼らの会話を聞いた。
「あの人の一番の親友が誰だったか、覚えていますか？」
「ああ、あの二人にはよく笑わされました。まるで漫才だったわ、シリウス・ブラックとジェームズ・ポッター！」
マクゴナガル先生の問にロスメルタが答える。
ジェームズ・ポッターとはポッターの父だろうか。ポッターはその名前を聞くと体を強ばらせた。
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猫田(プロフ) - ななおさん» ありがとうございます！コメント本当に励みになります。これからも面白いと思って貰えるようなお話かけるよう頑張ります！ (2月21日 1時) (
レス) id: 922d1d8c49 (このIDを非表示/違反報告)
ななお - アズカバンの囚人までお疲れ様でした‼︎毎回面白くて楽しく読ませてもらってます。これからも作者様のペースで頑張ってくださいね (2月21日 1時) (レス) id: cf12d55d58 (このIDを非表示/違反報告)
猫田(プロフ) - ななしさん» ありがとうございます！お休みでフレッシュした分1層頑張ります (2月18日 14時) (レス) id: 922d1d8c49 (このIDを非表示/違反報告)
ななし - お疲れ様です😆🎵🎵気長に❤️ (2月14日 8時) (レス) @page41 id: 9b994bebe6 (このIDを非表示/違反報告)
猫田(プロフ) - みぃさん» 嬉しいです！ありがとうございます (1月28日 22時) (レス) id: 922d1d8c49 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：猫田 | 作成日時：2024年1月9日 9時
