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店を出た私達はそのままドラコの家に帰宅した。何となく気まずくて、後にルシウスさんに口を出したことを謝ると、気にしないでくれと言葉が返ってきた。
その後もマルフォイ家でゆったりとした時間を過ごし、やがて登校日がやってきた。
『ああ、危ない、忘れるところだった』
ホグワーツへ向かうための準備をしている最中で私はあることを思い出した。私が指をパチンと鳴らすと、実家のしもべ妖精であるセルウスが現れた。
『セルウス、母の姓の件だけど』
「申し訳ありませんお嬢様、資料室を探しましたがご主人様の姓についての資料は見つかりませんでした」
『そう、分かったわ。ホグワーツに戻るからまた留守を頼むわね』
私がそう言うとセルウスは深々とお辞儀をした後に部屋から消えていった。私はスネイプ教授の言葉が気になり、セルウスに母の姓を調べるよう言いつけた。しかし、結果は今の通りだ。
「A！そろそろ出るわよ」
下からナルシッサさんの私を呼ぶ声がし、軽く返事をする。結局、家に帰っても母のことは分からずじまいでひっそりと私は肩を落とした。
そして私はルシウスさん、ナルシッサさんに別れの挨拶をした後、ドラコとホグワーツ特急に乗り込んだ。相変わらずホグワーツ特急は混みあっていて騒がしく、パンジーなど他のみんなとは合流できなかった。
特急から下りると、ハグリッドが皆を迎えた。そして、その先、セストラルが引く馬車乗り場に着くと、私の目に見知った人物が映りこんだ。
『…スネイプ教授？』
「あの人が生徒を迎えるなんて珍しいな」
その姿はドラコの目にも入ったらしく、馬車乗り場が全くと言っていいほど似合わない黒の蝙蝠の姿を不思議に感じているようだった。
そして、私達が暫くその姿を見ていると、マクゴナガル先生がスネイプ教授に合流し、手に持っていた夕刊預言者新聞を広げていた。
「ポッターとウィーズリーが…」
知っている名前を聞き、私はドラコと顔を見合せた。彼が至極気になるといったような顔をしていたので、私はスネイプ教授に近づいた。
『教授、お久しぶりです。何か問題でも？』
「…アシュリー。」
彼の顔を見てみると、眉間の皺がいつもより何倍も濃くなっていて、相当お怒りなのが傍目でもわかった。私はちらりと新聞に目をやった。そこには「空飛ぶフォード・アングリア、訝るマグル」という記事がでかでかと掲載されていた。
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マニ。(プロフ) - 猫田さん» ✉️。わかりました！これからも更新応援してます！ (1月5日 15時) (
レス) id: b32654e3a5 (このIDを非表示/違反報告)
猫田(プロフ) - マニ。さん» ありがとうございます！お気持ちは大変嬉しいのですが、今はこちらの作品の更新に集中したいと思っているので失礼ながら遠慮させて頂きます;; ですが、お話したいと思って下さって凄く嬉しかったです！ありがとうございます (1月5日 15時) (レス) id: 922d1d8c49 (このIDを非表示/違反報告)
猫田(プロフ) - もちもちさん» ありがとうございます！亀更新ですが、よろしくお願いします (1月3日 4時) (レス) id: 922d1d8c49 (このIDを非表示/違反報告)
もちもち - とっても面白いです！作者様のペースで更新頑張ってくださいね！ (9月18日 15時) (レス) id: c72e216da9 (このIDを非表示/違反報告)
猫田(プロフ) - 箱さん» こちらこそ、読んで頂けて嬉しいです！ありがとうございます (2023年2月25日 14時) (レス) id: 922d1d8c49 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：猫田 | 作成日時：2023年2月9日 21時
