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パイプの中に入ると閉鎖された空間に出た。私とポッターが先行し、暫く進むと、巨大な蛇の抜け殻を発見した。
すると突然、後ろで声がした。振り返ると、ロックハートがウィーズリーのスペロテープで修理された杖を奪ってこちらを見ていた。
「坊やたち、お遊びはこれでおしまいだ！ 私はこの皮を少し学校に持って帰り、女の子を救うには遅すぎたと皆に言おう。
彼がそう言うと杖は小さな爆発を起こした。するとその爆発が引き金となったのか、天井から私とポッター、ウィーズリーとロックハートを隔てるように岩の塊が崩れ落ちてきた。
「ロン！」
「僕は大丈夫だ！でも、どうする！」
ポッターは静かに私に視線をやった。私はそれに答えるように頷くと、彼も頷いた。
「そこで待っていて、僕が先に進む！またあとで！」
「分かった、僕はこの岩石をどうにかしてみるよ」
その声を皮切りに、私たちはより奥へと走り出した。
何度トンネルを曲がったか分からなくなった頃、二匹のヘビが絡み合った彫刻が施してある壁に行き着いた。
彼は壁に向かってシューシューという声をまたしても吐いた。
すると、絡み合っていた蛇が解かれ、壁が滑るように消えた。
中へ入ると柱が並ぶ空間へ出た。そしてその奥には、ウィーズリーの妹が横たわっているのが見えた。
「ジニー！」
彼は少女に駆け寄り、杖を投げ出して、彼女の肩を抱いた。
私も周りを警戒しながら彼女に近づくと、近くに人の気配を感じた。
「その子は目を覚ましはしない。」
「トム…トム・リドル」 『… …リドル。』
「ジニーは、まさか」
「その子は生きている。しかし、辛うじてだ。」
「君はゴーストなの？」
「いいや、日記の中に、五十年間残されていた記憶だ。」
問答をしている彼らに注目していると、知らぬ間にリドルの手にはポッターの杖が握られていた。
「僕が実体をもてたのも彼女のおかげだ。ジニーは、僕に心を打ち明けることで、自分の魂を僕に注ぎ込み、僕はだんだん強くなった。十分に力が満ちた時、僕の魂をおチビちゃんに注ぎ込みはじめた…」
『では貴方が彼女を操り、秘密の部屋を開け、バジリスクを従わせたのね』
「ご名答だ、A。でももう遅い。僕の狙い、ポッターをここに連れてきた時点で僕の掌の上なのさ。」
彼の赤い目がぎらりと妖しげに光った。
「なぜ、僕が狙いなんだ。」
『それは、トム・リドルはヴォルデモート鄉だからよ。』
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マニ。(プロフ) - 猫田さん» ✉️。わかりました！これからも更新応援してます！ (1月5日 15時) (
レス) id: b32654e3a5 (このIDを非表示/違反報告)
猫田(プロフ) - マニ。さん» ありがとうございます！お気持ちは大変嬉しいのですが、今はこちらの作品の更新に集中したいと思っているので失礼ながら遠慮させて頂きます;; ですが、お話したいと思って下さって凄く嬉しかったです！ありがとうございます (1月5日 15時) (レス) id: 922d1d8c49 (このIDを非表示/違反報告)
猫田(プロフ) - もちもちさん» ありがとうございます！亀更新ですが、よろしくお願いします (1月3日 4時) (レス) id: 922d1d8c49 (このIDを非表示/違反報告)
もちもち - とっても面白いです！作者様のペースで更新頑張ってくださいね！ (9月18日 15時) (レス) id: c72e216da9 (このIDを非表示/違反報告)
猫田(プロフ) - 箱さん» こちらこそ、読んで頂けて嬉しいです！ありがとうございます (2023年2月25日 14時) (レス) id: 922d1d8c49 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：猫田 | 作成日時：2023年2月9日 21時
