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禁じられた森に入ってから時が経ち、あっという間に5月となった。
先程、1週間後の6月1日から期末試験があると予告されたが、私はそんなことはお構い無しに嘆きのマートルが居る女子トイレへ来ていた。
アラゴグが、殺された女の子の死体はトイレで見つかったと答えていたのを思い出し、それは彼女ではないかと推測しての事だった。
一応、授業で不在だった教授の部屋のドアの隙間に『嘆きのマートルの女子トイレ』と書いた紙を挟んでおいた。
『マートル、居ますか？』
「アラ、あんたハリーたちと話してた…」
『Aといいます。貴方が亡くなった時のこと教えて貰えませんか。』
彼女はその時のことを思い出してか、小さく悲鳴を上げた。
「誰かが入ってきて、外国語みたいな変な言葉を喋ってた。しかも、喋ってるのは男子だったの。だから、私、出ていけって言うつもりで鍵を開けて…」
「死んだの。」
『なにか他に覚えていることは？』
「…大きな黄色い目玉がふたつ、体全体が金縛りにあったみたいだった。」
私は頭を悩ませた。おそらく、その男子はリドルだ。変な言葉とは、パーセルタングだろうか？
そう思案していた時だった。入口の方から複数の足音が聞こえた。私は咄嗟に杖を抜き、後ろを振り返る。
「A！」
『ポッターと、ウィーズリーと… …ギルデロイ、先生…？』
ポッターに話を聞くと、新たな犠牲者が出て、それはウィーズリーの妹かま秘密の部屋に連れ去られたのだと。ギルデロイ先生はそれを救うと言っていたのに、城から逃げようとしたため連れてきたのだという。
そして、怪物の正体はバジリスクで、パイプを通って生徒を襲ってたんじゃないかと、ハーマイオニーのメモに書いてあったことを教えてくれた。
私もマートルから聞いた話を彼らに教えた。すると、ポッターはもう1つ彼女に問いを飛ばした。
「その目玉、正確に言うとどこで見たの？」
彼女は、手洗い台の方を指さした。
私達は手洗い台に近付くと銅製の蛇口の脇のところに、小さなヘビの形が彫ってあるのを見つけた。
「ハリー、何か蛇語で言ってみなよ。」
ウィーズリーがそう言うと、ポッターは一瞬迷ったように眉を寄せたが、意を決して、シューシューと何かを口にした。
すると、ずずずと手洗い台が動きだした。手洗い台が沈み込み、見る見る消え去ったあとに、太いパイプがむき出しになった。
私達はとうとう見つけてしまったのだ。秘密の部屋の入口を。
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マニ。(プロフ) - 猫田さん» ✉️。わかりました！これからも更新応援してます！ (1月5日 15時) (
レス) id: b32654e3a5 (このIDを非表示/違反報告)
猫田(プロフ) - マニ。さん» ありがとうございます！お気持ちは大変嬉しいのですが、今はこちらの作品の更新に集中したいと思っているので失礼ながら遠慮させて頂きます;; ですが、お話したいと思って下さって凄く嬉しかったです！ありがとうございます (1月5日 15時) (レス) id: 922d1d8c49 (このIDを非表示/違反報告)
猫田(プロフ) - もちもちさん» ありがとうございます！亀更新ですが、よろしくお願いします (1月3日 4時) (レス) id: 922d1d8c49 (このIDを非表示/違反報告)
もちもち - とっても面白いです！作者様のペースで更新頑張ってくださいね！ (9月18日 15時) (レス) id: c72e216da9 (このIDを非表示/違反報告)
猫田(プロフ) - 箱さん» こちらこそ、読んで頂けて嬉しいです！ありがとうございます (2023年2月25日 14時) (レス) id: 922d1d8c49 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：猫田 | 作成日時：2023年2月9日 21時
