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「ワン、ツー、スリー…」
「
目も眩むような赤い閃光が目の前を駆け抜けた。
その閃光はロックハートを舞台から吹っ飛ばした。そのまま彼は壁に激突し、壁伝い滑り落ちて、床に無様に大の字になった。
私達は大盛り上がりだった。ここへ入学してから、経験したことの無い爽快感が私を襲った。流石教授、無言呪文を使わないであげるとはなんとお優しいことか。
ロックハートは体勢を直しながら、笑顔を取り繕う。
「あれが、武装解除の術です。スネイプ先生、確かに、生徒にあの術を見せようとしたのは素晴らしい。しかし、先生が何をなさろうとしたかが、見え透いていましたね。止めようと思えば止められた。」
その言葉を聞き、殺気立つ教授に気づいたのか、ロックハートは模範演技を終了した。そして、ロックハートは決闘練習のモデルとする2人を探し始めた。
そこに、教授が声を上げた。
「ポッターと…アシュリーは如何かね？」
『え？』
驚いて教授の顔を凝視する。
彼は意地の悪い笑みで私を見つめている。ああ、完全なる報復だ、私が返事をしたことに対して根に持っている！
「いえいえ、スネイプ先生行けません、レディをこの場に立たせるなど。」
「チッ、ではマルフォイ、どうかね？」
舌打ちに聞こえない振りをしながら、壇上に目を移した。
「ワン、ツー、スリー…」
「
先に動いたのはドラコだった。彼は素早い動きで杖を振り、蛇を出現させた。周りから悲鳴が上がる。
それを聞き、、教授は私が追い払ってやろうと1歩出た。
「私におまかせあれ！
ロックハートが呪文を唱えたが、蛇は宙を数メートル飛んだだけで、より威嚇を激しくした。
蛇は近くにいた生徒に今にも襲いかかろうと、首をもたげた。
その時だった、ポッターの口から言葉とも呼吸とも取れる音が聞こえた。そして、それが再度ポッターの口から繰り返される。
間違いない、これはパーセルタングだ。
教授が一瞬驚いたように私に視線をよこす。
私は知らなかったという意を込めて首を横に振った。
ポッターがパーセルタングだったなんて。私と同じ考えを持つ生徒たちのざわめきが波のように広がる。少し大人しくなった蛇を教授は呪文で黒の炭にした。
ポッターはウィーズリーに連れられ、大広間から出ていった。
ポッターを取り巻く歯車が少しずつ狂う音がした。
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マニ。(プロフ) - 猫田さん» ✉️。わかりました！これからも更新応援してます！ (1月5日 15時) (
レス) id: b32654e3a5 (このIDを非表示/違反報告)
猫田(プロフ) - マニ。さん» ありがとうございます！お気持ちは大変嬉しいのですが、今はこちらの作品の更新に集中したいと思っているので失礼ながら遠慮させて頂きます;; ですが、お話したいと思って下さって凄く嬉しかったです！ありがとうございます (1月5日 15時) (レス) id: 922d1d8c49 (このIDを非表示/違反報告)
猫田(プロフ) - もちもちさん» ありがとうございます！亀更新ですが、よろしくお願いします (1月3日 4時) (レス) id: 922d1d8c49 (このIDを非表示/違反報告)
もちもち - とっても面白いです！作者様のペースで更新頑張ってくださいね！ (9月18日 15時) (レス) id: c72e216da9 (このIDを非表示/違反報告)
猫田(プロフ) - 箱さん» こちらこそ、読んで頂けて嬉しいです！ありがとうございます (2023年2月25日 14時) (レス) id: 922d1d8c49 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：猫田 | 作成日時：2023年2月9日 21時
