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私は1日の授業を終え、ドラコ達と夕食を摂っていた。
今日はハロウィンだからか机の上にはかぼちゃ料理が沢山並んでいる。しかし、私はいつもの夕食セットであるロールパン、ローストビーフ、野菜のポタージュを用意し手をつけた。
「…お前、毎日それだよな。飽きないのか？」
『飽きないわ。それに、美味しそうな料理ばかり選ぶと栄養バランスに響くから』
私はそう答えて、料理を食べ切り、皆より早く席を立った。
「随分早いな、何かあるのか？」
『スネイプ教授から追加課題を出されたの！さっさと終わらせるわ』
私が指南日以外にもスネイプ教授の部屋に行くことが多くなった為か、私を暇にさせないよう魔法薬学の追加課題をご丁寧に出して下さった。こうなるなら行かなければ良かったと後悔しつつ、私は大広間を出た。
私が大広間を出ると奥ばった階段側の廊下で人影が動くのが見えた。何故かそれが気になり、私は人影を追った。
追いついた先には見知った人達がいた。
『…ハーマイオニー達？何をしてるの？』
私がそう声をかけると、３人は一斉に肩をびくつかせてこちらを向いた。
「A、貴方こそここで何を？」
『人影が見えたから、追ってみたの。そしたら、あなた達が』
「Aは…聞こえない？この声…」
ポッターが神妙な顔つきで私に話しかけた。
耳を澄ませてみても何も聞こえない。私が頭を横に振ると、ポッターは顔つきをさらに険しくさせた。
監視対象だけに、ポッターだけに聴こえる声。私は何となく、これは例のあの人に関連することなのでは、と感じた。
『一緒に声を追ってもいい？』
私がポッターに向けて言うと、彼は勿論と笑顔で頷いた。ポッターは耳をすませたかと思うと、いきなりハッとした顔をして走り出した。
残された私たちはわけも一心に走る彼の後を追う。私は言いようのない不安を感じ、体に冷や汗が伝っていた。
ポッターが足を止めた所で私達も同じく足を止める。
すると、ハーマイオニーがいきなり声を上げた。
「見て！」
向こうの壁に何かが光っていた。私達はは暗がりに目を凝らしながら、そーっと近づいた。窓と窓の間の壁に、高さ三十センチほどの文字が塗りつけられ、松明に照らされてちらちらと鈍い光を放っていた。
血塗られた文字はまるで冷や汗を流す私を嘲笑うかのように、光に照らされぬらぬらと輝いていた。
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マニ。(プロフ) - 猫田さん» ✉️。わかりました！これからも更新応援してます！ (1月5日 15時) (
レス) id: b32654e3a5 (このIDを非表示/違反報告)
猫田(プロフ) - マニ。さん» ありがとうございます！お気持ちは大変嬉しいのですが、今はこちらの作品の更新に集中したいと思っているので失礼ながら遠慮させて頂きます;; ですが、お話したいと思って下さって凄く嬉しかったです！ありがとうございます (1月5日 15時) (レス) id: 922d1d8c49 (このIDを非表示/違反報告)
猫田(プロフ) - もちもちさん» ありがとうございます！亀更新ですが、よろしくお願いします (1月3日 4時) (レス) id: 922d1d8c49 (このIDを非表示/違反報告)
もちもち - とっても面白いです！作者様のペースで更新頑張ってくださいね！ (9月18日 15時) (レス) id: c72e216da9 (このIDを非表示/違反報告)
猫田(プロフ) - 箱さん» こちらこそ、読んで頂けて嬉しいです！ありがとうございます (2023年2月25日 14時) (レス) id: 922d1d8c49 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：猫田 | 作成日時：2023年2月9日 21時
