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数秒の沈黙が流れて、時計の針が嫌に耳に響いた。
本心で言えば、水魔から助けて貰った教授に恩があり、加えて私と似ている人間だから放っておけないというのが2割。
後は推測ではあるが、手伝う見返りとして今後も防衛術の実習を今後も行ってくれそうな為、私の父を超えるという目的達成に近づけるというのが5割。
最後に、ポッターと共にいれば母を知る例のあの人と接触できる可能性が高いことが3割。
こうして私は手伝っているが、これをバカ正直に話すほど自分のパーソナルな部分をひけらかす性格でもないため、私は口からでまかせを吐いた。
『友を守ることに理由がいりますか？』
そう言った私に校長先生は鋭く目を光らせたが、すぐのその顔を崩し、そうじゃなと呟いた。
またもや沈黙が流れ、若干の気まずさを感じた私はずっと気になっていたことを校長先生に聞いた。
『1つお聞きしたいのですが、なぜスネイプ教授にポッターを守る役を担わせたのですか？教授はポッターを邪険にしていますし、聡明な校長先生でしたら、他の先生に頼みそうなものですが』
私の問いにあまり表情を変えずじまいだった校長は初めて目を少しだけ見開き、その後に少しだけ悲しそうに眉を下げた。
「それをわしの口から言うことは出来ぬ。じゃがきっと君ならいつかセブルス本人から聞くことが出来ると思うぞ。」
そう言って、校長先生はまた言葉を続ける。
「Aよ、彼と支え合うことを大事にするのじゃ。さすれば、君の知りたいこと、セブルスの事もそして君の両親の事も自ずとわかるじゃろうて」
いきなり出た両親、というワードに私は手に持っていたお菓子を落としそうになってしまった。どういうことか、と聞き返そうとするとちょうどチャイムが鳴った。
「さあ、お帰り。授業に遅れてはならんからのう」
私は校長先生の言葉に頭を悩ませながら、次の授業の魔法薬学の地下教室に向かっていた。つまり、教授を知れば私の両親のこともわかると？それとも教授と協力して、ポッターと関わることで、という意味？
私はついため息をつき、謎が深まる一方の状況に肩を落とした。
そして次の瞬間、その落した肩の先にある自分の片手が何者かに引っ張られ、ぐるんと後ろを振り向かされた。
私は驚きのあまり声も出せず、空いたもう片方の手を杖に添えた。だが杖を使う事態は起きなかった。
『…ドラコ？』
「A！選手に、選ばれた！ クディッチの、シーカーに！」
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マニ。(プロフ) - 猫田さん» ✉️。わかりました！これからも更新応援してます！ (1月5日 15時) (
レス) id: b32654e3a5 (このIDを非表示/違反報告)
猫田(プロフ) - マニ。さん» ありがとうございます！お気持ちは大変嬉しいのですが、今はこちらの作品の更新に集中したいと思っているので失礼ながら遠慮させて頂きます;; ですが、お話したいと思って下さって凄く嬉しかったです！ありがとうございます (1月5日 15時) (レス) id: 922d1d8c49 (このIDを非表示/違反報告)
猫田(プロフ) - もちもちさん» ありがとうございます！亀更新ですが、よろしくお願いします (1月3日 4時) (レス) id: 922d1d8c49 (このIDを非表示/違反報告)
もちもち - とっても面白いです！作者様のペースで更新頑張ってくださいね！ (9月18日 15時) (レス) id: c72e216da9 (このIDを非表示/違反報告)
猫田(プロフ) - 箱さん» こちらこそ、読んで頂けて嬉しいです！ありがとうございます (2023年2月25日 14時) (レス) id: 922d1d8c49 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：猫田 | 作成日時：2023年2月9日 21時
