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さんじゅうさん ページ37

side…you


そこには私の彼氏であるはずの慧くんが何故か女の人と腕を組んでたっていた


女「慧……くん……?だって!!あーはははチョーうけるぅww」


慧「え、なにA、覚えてないの?ww」


立ち尽くす私を見て大爆笑する2人


ショート寸前の頭をフル回転させ、記憶をたどる


『み…美愛先輩…?』


美「やっだ覚えてるじゃーんw!!そーそーあたし!!みあ!!w」


『え……なんで、先輩と慧くんが2人で…腕……』


美「えーなにしらないの〜?うちら付き合ってるし〜ww」


『え_____』


ぎこちなく首を動かし、慧くんを見る


すると慧くんと先輩は、残酷な種明かしをしてくれた


慧「っはは!俺がお前なんか好きになるかよww美愛とは卒業してからすぐ付き合い始めたんだよwんで、こないだお前に会ったっていったらさーw」


美「私あんたのことだいっきらいだったんだよねー。いっつも慧のこと目でおってたくせに彼氏なんかいりませんーみたいな純情アピールしちゃって。だから、ちょっと付き合うふりしてあげなよって言ったわけw」


信じられない


嘘だ


背後から濃い殺気を感じたのも束の間、絶望に支配され、膝から崩れ落ちそうになったその時、


坂「てめーら、さいっってーやな」


慧「……は?」


浦「聞こえなかったか?人として最低だっつってんだよ」


志「女泣かせる男なんか男じゃねえ。クズや」


志麻さんの言葉を聞いて、私は自分の頬に伝う涙に気づいた


セ「泣かんでAちゃん。こんな奴らにこんな綺麗な涙見したらあきまへんわ」


センラさんが肩を支え、ハンカチをさしだしてくれる


美「ちょっなにこいつらw」


慧「なんだ、お前も相手いんじゃん。不細工が4人w不細工どうしお似合いじゃねww」


美「ちょwいいすぎwいくらそうだからって、ないちゃうじゃーんww」


その言葉を聞き、何かがブチッとキれる音がした


『…………っ!!!!』


思いきり手をあげたその時


??「はーい、そこまで」


背後から突然かかった声に全員の視線が注がれる


『く……くろちゃん!?』


棗「やー久々やねマイエンジェル!!」


そこには幼なじみの響希棗が手をひらひらさせて立っていた


浦「え、くろ?」


坂「くろちゃん、なんで…てか知り合いなん!?」


ざわめく浦島坂田船の皆さんをおいて笑うくろちゃん


棗「まーまーそこらへんは後でな。それよか先輩たち……今、ちょーっと聞き捨てならん言葉が聞こえたんやけど??」


くろちゃんは、不敵に笑った

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作者名:響月 | 作成日時:2019年6月12日 22時

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