15.妬いてた ページ17
:
Aに“あーん”をさせた直後。
俺は今 絶賛満足中。
「一気に機嫌よくなりましたね…
てか、なんでさっき怒ってたんです？」
別に怒っていたわけではない。
ただ、この阿呆が…、
「……うるさいなぁ？
ちょっとイライラしてただけだしぃ」
「ほぉーん？」
よくわからない相づちを打つA。
＿＿こいつが、
あまりにも簡単に、部長に飛び付くから。
「＿…ねぇ、
なずにゃんは？」
「はい？」
黙々とオムライスを食べていた彼女が顔を上げる。
「好き？」
「もちろん」
「そうじゃなくてさぁ…」
リスみたいにもぐもぐと口を動かしながら、こてんと首をかしげる。
今 心臓がｷｭｰﾝと痛んだが、気にしたら負けだ。
「恋愛対象として。好き？」
「ふぇっ？！っごほｯ」
埒が開かなそうだった会話を進めるため、要件を明確に告げる。Aは俺のその発言に驚いたようで、落ち着くために水を飲んだ。
「…ごっほん。
いきなり何を言うのかと思ったら…」
Aは、うーん…と考えて、
「………それはないですかねぇ」
と、笑った。
意味もわからずほっとしている自分に、蹴りを入れたくなるくらい苛立つ。
「＿＿…てゆーか、
もしかしてですけど…
ヤキモチ、妬いてたんですかぁ？」
と、Aがニヤニヤ。
いつもの俺なら、苛々が爆発しているところだと思う…が、
今回は、
なぜか顔に熱が集中。
「＿…へ？」
自分でもわかるくらい、熱い。
Aは俺の様子を見て、目を丸くした。
＿＿…なんたる失態。
「………そうだって言ったら、
どうすんの？」
頭の中が混乱し、必死に言葉を探してそう言ったら。
Aも頬を赤くして、
困ったように下を向いた。
「＿なに信じかけてんの、
…チョ〜うざぁい」
そうして俺は、かっこ悪いと思うけれど…
逃げるようにして、その場を去った。
体全体の熱と鼓動を、
下げられないまま。
ラッキーアイテム
革ベルト
ラッキーカラー
あずきいろ
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プリン - ひゃ〜〜！！ついに両思い！！！（≧∇≦）キャ〜〜！！！←うるさい もーせないずカッコよすぎか！？ (2017年12月15日 0時) (
レス) id: e5258e5310 (このIDを非表示/違反報告)
プリン - わぁ〜！*☆(*ﾟ▽ﾟ*)☆*とっても面白いです！！！夢主ちゃんもついにセナにこ！く！は！く！(///ω///)いや〜面白くなってきましたね〜！評価しました！もちろん、一番右の☆に…投稿頑張って下さい！応援してます！ (2017年12月8日 8時) (レス) id: e5258e5310 (このIDを非表示/違反報告)
瑠璃 - とてもおもしろいです！更新がんばって下さい! (2017年10月29日 0時) (レス) id: 8cc78e2bb5 (このIDを非表示/違反報告)
零(プロフ) - 面白いです！！続き楽しみにしています！更新頑張ってください！ (2017年9月23日 13時) (レス) id: a0d5418a2e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ねこの鈴 | 作成日時：2017年7月25日 15時
