【おそ松さん】先輩、大好きです！

42　こんな予定じゃ。 ページ43

＊





逃げるようにして去っていく男たち。

そいつらのことを、
…恥ずかしながら、腰を抜かして、ただ見ている私。




(……シェイク…
溶けちゃった)

そんな私の頭の中は、こんなこと。
こんなだから、『何 考えてるのかわからない』
なんて言われるのか。





「…A、」

目元に、温かい手。
先輩は静かに、私の目から流れかけていた何かを拭ってくれた。




「…………え、
あはは、なんでだろ?!てか全然 気づかなかった…ｯ」


その“何か”が涙だということに気づき、少しだけ焦る。




(…こんな予定じゃ、なかったのになぁ)

デートで泣くなんて、こんな悲しいことあるだろうか。








「＿＿＿Aっ!!!!」

「は、はいｯ?!!」


突然の大声に反応し、素早く立ち上がる。



「…アレ行こう!!」

真剣な顔をした先輩が指さした先には…








「………ジェットコースター？」

「うん！」

(うんとか可愛いな)

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