【おそ松さん】先輩、大好きです！

25　質問。 ページ26

先輩side
＊




清々しい、はずの朝。

外では小鳥がさえずり、学校や会社へ向かう人々はせかせかと足を進める。



そんな朝、僕は末っ子ともめ、
朝食を食べ終えた途端、長男に謎の質問をされた。



「チョロ松、
“ヤキモチ”って何だろーなぁ」



ヤキモチ＝“嫉妬”
『羨むこと、妬むこと。恋愛について用いることもある。』



「俺さぁ、もうトト子ちゃんのこと、好き過ぎて好き過ぎてぇ〜」

「はぁ？」


トト子ちゃんへの愛を語るなんて100万年早い。




「……だから


他の男と一緒のとことか見んの、ヤなんだよね」

へらへらと笑い、僕を見る。

(……そんなガキじゃねぇよ)



一応、何か考えがあって、おそ松が僕にこんなことを言いに来たことくらい理解できる。

その、“考え”も。




「……で？何が言いたいの」

「んー別に？ただ、後悔ないようにしなよーってだけ！


あれ？俺今ちょー良いこと言ったよね！？」


(…。)



すると、おそ松はぴょんっ、と立ち上がり、ふと時計見た。




「…あ、


遅刻だ。」

「……え。」

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