【おそ松さん】先輩、大好きです！

15　高3だけど。 ページ16

＊




「やあハニー。今日から俺たちとのストーリーを広げようじゃないかAhun?」

「…。」


あれから演劇部に入ることにした私。
今は体育館で先輩に自己紹介してもらっている途中。なんだ…が、




(……なに言ってるんだろうこの人)

さっそくヤバい人がいた。



「おおっと名乗るのを忘れていた…





俺の名前は松野カラ松、静寂と孤独に生まれた天から授かりし男だ。よろしくな」




(やっぱり“松野”か)

顔を見た瞬間からなんとなく、というか絶対そうだと思っていた。


(この人は眉毛が太くて…




高3だけど中(厨)二。よし覚えた)




「あ、AAです。


ええっと…カラ松先輩は、チョロ松先輩の…？」


思い切ってチョロ松先輩の名前を出してしまった。確実に兄弟だろうからいいが。



「ん…？なんだ、チョロ松のことを知っているのか。



あいつは、俺の弟だ」



(弟……かぁ。と、いうことは)

チョロ松先輩が三男でおそ松先輩が長男だということは知っている。



「次男さんですか」

「おお、ナイスだなハニー！そんなに俺のことが気になるのかァ？」

「…」



どういう返し方をしたら良いのだろう。

(まだ会ったばっかだし、ズバズバ言わない方がいいのか？
なんてったって……




チョロ松先輩の、お(義)兄さんだもんね！！)




気が付いたら、カラ松先輩と私以外の演劇部員はどこかへ移動しようとしていた。


「おおっと、俺達も急がねばな。行くぞ、A」

「あ、はい！」



私達は、みんながいる舞台へ向かった。

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