聲 (ページ5)

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四　死の音ページ5

二人の男の人は信長さんに飛び掛かり、次の瞬間。

信長「_______邪魔だ」

信長さんは二人に刀を振り下ろした。

兵士達「ぐあああああああ！？」

叫び声と友に、血しぶきが上がった。

豊臣軍兵士(クソッ、こんな、所で･･････)

豊臣軍兵士(俺は、こんな所で、死ぬわけには･･････家族が)

私は時々、心の声とともに、その人が強く望んだ人が見えるときがある。
　
私の前に血を流した彼からは、

若い女の人が小さな子供を抱え、笑っているのが見えた。

同時に、隣の人が命を落としたのがわかった。

豊臣軍兵士(ここで、死ぬ････････････雪に、会いたい)

三日月「っ･･････」

信長「ぐだらん邪魔が入ったな。おい、貴様」

迷ってるひまなんて、ない！！助けないと！

豊臣軍兵士(雪、雪･･････)

三日月「まってまだ死んだらアカン！今血ぃとめるから！奥さんと子供を

おいて死なんといてや！」

豊臣軍兵士「な･･････で、しって････････････雪を、たの･･････む」

三日月「あたしに頼んでもどうにもならんよドアホ！あんたが生きんと！

･･････････････････あ」

男の人は静かに目を閉じた。私の目からは見ず知らずの人なのに、

涙がでた。

三日月「･･････なんで･･････なんでこんなこと･･････」

脳裏にこの人の奥さんであろう人がうつる。

この能力は、悲しいことばかりだ。

　
ひどいねんこんな･･････なんで人を殺すん？

人殺していい理由なんて、どこにもないやろ･･････

信長「貴様は本当に姫神子ではないのか･･････？とうの昔に眠ったはずの

本能が騒いでいる。貴様の血をほっしろと。

･･････答えろ」

三日月「･･････そんな人しらん･･････ほっといて」

死んでしまったこの人、名前も知らない人、でも、とても悲しい。

まだきっと結婚したばかりなのに･･････信長さんって人、

ひど過ぎる･･････。

　？？？「信長様！こちらに豊臣軍の兵士が･･････」

信長「それは良い、もう片はついた」

？？？「･･････そのようですね、そちらの女性は･･････」

信長「気にするな、戦況は？」

また、新しい人が来た。

新しい男の人と信長さんはなんか話、新しい人と信長さんは私に近づいた。

　もう、こんな能力嫌や。