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【契約】 ページ7

【契約した人間】
福家ミノル


[契約して授けた能力]

『触れたものの温度を変える能力』
スープを温めたり、高熱を出している人の額を冷やしたりと様々な使い方が出来る。瞬時に温度変化が起こるが、能力が効くのは直接手で触れている部分だけ。周辺に熱が伝わるには相応の時間が掛かる。心穏やかなときであれば任意の温度に調整できるが、この能力は感情に左右されやすい。

怒りや憎悪、嫌悪感を持って触れれば触れた物質の発火点、融解点に到達するような高温に、深い悲しみに包まれた状態で触れれば一瞬で凍り付くほどの低温にしてしまう。また、高温・低温にはミノル自身の体も耐えられない。高温になればミノルの手も焼け爛れ、低温であれば自身の体をも凍らせてしまう。もっとも、契約した時点で超回復体質を得ているため「能力発動時に痛みを伴う」程度のデメリットでしかないわけだが。


[契約者から奪った代償]

『自分の子どもになる』
天使を倒した後、契約者はディアウスの「子ども」となる。即座か、あるいは死後かは明確ではないものの、この悪魔と契約した場合、契約者は彼の「子ども」となり、彼と共に長い時間を歩んでいくこととなる…らしいが、定かではない。この「子ども」とはどのような意味合いなのか、彼に問うても沈黙が返ってくるのみである。

契約者となったミノルは、読んで字の如く、彼の「子ども」として養育されるらしいと考えているが、そんな彼に対してディアウスは意味深に微笑むのみである。光の矢によって家族を喪い、天使に殺されたミノルにとって、手を差し伸べたディアウスは悪魔に見えたのだろうか、それとも天使に見えたのだろうか。

ディアウスは「家に帰りたい」「家族に会いたい」「死にたくない」という強い感情を持つミノルに対して可能性を見出したが、契約を持ちかけた際に、家族を心配するあまり「なんだっていいから早く家族を探さないと!」と契約内容も代償もろくに聞きもせずに契約することを了承してしまったミノルを、当初は心配していたらしい。

その姿を見てディアウスは「頑張り屋さんを応援することが、親の務めですからね」と彼を自分の主人として認めた。代償について詳細を語らないのは、語ったところでミノルが自分の子どもとなる結末は変わらないからだろう。「人間の親子の真似事をしたい」のだとミノルは思い込んでいるが、真相は定かではない。
 
 

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のう?募集企画のニート兄さん(プロフ) - ねこうさぎさん» はい!よろしくお願いします! (2022年7月21日 7時) (レス) id: 05522a2d96 (このIDを非表示/違反報告)
ねこうさぎ(プロフ) - のうさん» お返事が遅くなってしまい申し訳ございません。関係構築のご相談頂いたこと、光栄に思っております。つきましては私のボードの方で詳しくお話を伺ってもよろしいでしょうか? (2022年7月20日 22時) (レス) id: a0f8af61ae (このIDを非表示/違反報告)
のう(プロフ) - 失礼します!契約者の瀬戸ナツキで参加しているのうと申します!もしよろしければ、契約関係を結んで頂けないでしょうか?良いお返事待ってます! (2022年7月17日 13時) (レス) @page7 id: 05522a2d96 (このIDを非表示/違反報告)
元素(プロフ) - CS提出ありがとうございます!終末戦記の中でもかなり強そうな悪魔さんですね…(小学生並みの感想) 他不備等ございませんのでこのまま受理させていただきます!今後も当企画をお楽しみください! (2022年7月7日 21時) (レス) @page4 id: 656d2fa00c (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ねこうさぎ | 作成日時:2022年7月7日 0時

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