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愛しい存在を自分に依存させたい、という一種の強い承認欲求が彼の愛に関する根幹に存在しており、それは彼がある意味の「サディスト」…つまりは「イイ性格をしている」のだということを示している。彼自身、愛しい人へ向ける愛情の歪さに薄い違和感を覚えているらしく、核心を突いた鋭い言葉で指摘を受けるとほんの一瞬だが常に凪いでいる瞳のその奥が僅かに揺らぎ、柔和で優雅な笑顔が凍り付く。しかし、瞬く間に普段通りの表情に戻るためよほど勘の鋭い人間か、彼を常日頃から観察しているものでない限りは滅多にこれらの変化に気付くことは無い。しかしその後は力加減が上手くいかなくなることが多く、何かと物を壊したり、失敗をしたりするようになる。動揺はしているようだ。

また、この加虐性は何かによって擽られると極偶に表に出てくることがあり、その際は愉悦に蕩け、邪悪、悪辣、悪逆非道としか言い様が無い程残虐かつ凄絶な「イイ笑顔」を浮かべている「悪い顔」になることが多い。しかし、強い自制心によってやはり直ぐに元の顔に戻るが、歪みそうになる口や目許の表情筋を強引に動かして戻しているらしく、唇や頬が引きつって笑っているような怒っているような、サーカスのピエロを思わせるなんとも言えぬ奇怪さや不自然さを漂わせている歪な表情になる。彼のこれらの性質は種族的な特徴によるものらしく、彼の弟妹や両親だけでなく、親戚共々、というか全体的に癖が強い。ちなみに、こんな彼でも一族の中ではまだまともな方だと言うのだから、彼の親族ほど末恐ろしい存在は無いであろう。


【人称】私/きみ、あなた、〜君、〜さん


【好き/嫌い】母の故郷の郷土料理である羊肉のシチューと、羊肉とマッシュポテトのパイ、そしてカボチャを使った料理全般。甘いものに目が無く、蜂蜜をたっぷり使ったバターケーキや、新鮮なフルーツをふんだんに使用したタルトなどのスイーツをにこにこしながら食べている。豪華な料理や高級食材はどうやら舌に合わないらしく、素朴な家庭料理や庶民的なものを好んで食べている。お酒に関してはザルだが普段は嗜む程度(度数の低いカクテル数杯)しか飲まない。だがしかし、期末考査後は自室に篭もり、一人でウィスキーの瓶を何本も空けている。その際はひたすら上機嫌になり、どんなゲスいお願いでもノリノリで従ってくれるようになるが、下手に近付くと秒で抱き枕へと転職させられる危険性があるため要注意。教師陣、特に同僚からの被害報告多数。

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作者名:ねこうさぎ | 作成日時:2021年1月12日 18時

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