【文スト】道端に名探偵と孤剣士銀狼がうずくまってるとか誰が考えつきますか？４

９４話 逆転５ ページ6

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撮った写真をフォルダに閉まっていると、森さんが話しかけてきた。

森「元に戻る方法を教えるんじゃなかったのかい？」

『あー、そうでしたね』

その言葉にバッとAに注目が集まる。

敦「ほほほ本当ですか！？」

鏡花「良かった」

乱歩「まぁ元の姿の方がお菓子が美味しい気がするし」

『そんな期待に満ちた目を向けないで……』

喜んでいる人がいるとはいえ、皆元に戻りたいようだ。

梶井「Aさん！どうしたら戻れるのですか！！」

『………す……』

太宰「もう１回言ってもらえる？」

『………キス、です』

「「「「「えっ？」」」」」

Aの返答に一同は唖然とする。

森「じゃあ私は何で元に戻っていたんだい！？」

ポオ「それは多分、森さんがエリスさんのどこかにこう……」

与謝野「そ、それで本当に戻るのかい？」

『はい、多分……試してみます？』

「「「「「「えぇっ！？」」」」」」

『ポオ君、ちょっと』

ポオ「え"っ」

紅葉「鏡花、見ちゃだめ」

鏡花「何で？見たい」

芥川「銀、お前も見るな」

銀「嫌です」

与謝野「賢治、お前も見ちゃァだめだよ」

賢治「はい！」

敦「あばばばば…」

谷崎「あばばばば…」

先の事を見越し、紅葉は鏡花の、芥川は銀の、与謝野は賢治の目を隠し、敦と谷崎は部屋の隅にうずくまっている。

『……ま、ポオ君とも写真撮れたしいっか』

ポオ「そ、それはいつんんっ！？」

ポオの服の襟を掴み、強引にAはキスをした。

するとボンッと煙が上がり、Aとポオは──

『もぉぉぉどったぁぁぁぁぁああ！！』

ポオ「も……どっ…た……」

『まぁ後は１日経てば元に戻ってるでしょ』

「「「「「「１日待つわ！！」」」」」」

そう言うと思った、と悪戯に笑ったAは硬直状態のポオを連れて部屋から出た。

国木田「Aさんとき、き、キスするなんて何て羨まsけしからん奴だ！！」

中原「本音がもれてるぞ」

立原「というかよく人前で出来るよな」

樋口「クリスマスだと思っとけばいいんですよ」

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