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(Aside)
猫じゃらしで、じゃれてくれるでしょうか。
とは言いましても、猫じゃらしなんて持ってないので、左の髪につけていた、父さんの鈴を通してある赤いリボンをほどきました。
ちりり、りん
掛け布団の上に父さんの鈴が転げ落ちて、少しさびしげな音が耳に届きます。
「ほ〜ら、リボンです」
二「にぁ!? な、なんと! か、体が勝手に…! こ、このっ、なにをするかっ、小娘っ!」
夏「…へぇ、優美な姿、ね……」
ぴょんぴょんとリボンにじゃれ付く招き猫さんを見て、彼が信じられないといった風に呟きます。
わたしもちょっと信じがたいです……。
二「お、おっほん。お、お前には結界を破ってもらった恩もある。しばらく用心棒でもしてやるから、先生とでも呼ぶんだな」
「…勝手にするんですか」
招き猫さんが威厳たっぷりのつもりで言ったであろうお言葉に、少し納得のいかない私です。
にしても、結界とは何のことでしょうか?
夏「みたいだな…ハァ……あ、すいません。ついタメ口になってしまって…」
ハッとした様子の彼が、慌てたようにこちらに頭を下げてきました。
「あ、いえいえ。大丈夫です、わたし、手当までしてもらいましたから。それに、わたし高1なんでため口でけっこうです」
夏「高1……俺と同い年だ」
も、森で見た時は二つぐらい上に見えたのに……、と目が泳ぎだした彼ににっこりと笑って、アレはカウントなしですよー?というと、彼は若干青ざめた顔で必死に首を縦に振ってくれました。
招き猫さんも、部屋の隅にびったりと貼り付いて青くなっています。
ちょっと口調を変えてみただけなのに、おかしいくらい怖がられています。
うーん、やっぱり、初対面でアレはきついんでしょうか?
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ルア・クロワール(プロフ) - さんきゅう、ゼル!次も頑張るのにゃ! (2015年1月27日 21時) (レス) id: 266707fba7 (このIDを非表示/違反報告)
ゼル@瑞西領平成目隠島物怪村(プロフ) - ルアー!ハロハロ~☆やっと来れたよ!夢主ちゃん激おこぷんぷん丸カムチャッカファ…げふんげふん。とりあえずお気に入りぽちっとな! (2015年1月24日 22時) (レス) id: d2761511ae (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ルア・クロワール | 作成日時:2015年1月23日 21時