リヴァイと赤ん坊と... (ページ49)

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４９話ページ49

あの日から...あの日からパパ...リ○○○は私を女として扱ってくれる様になった。

一緒に寝て、いつも傍に居てくれて...私は嬉しいけど、時々辛そうな顔をするリ○○○を見る度に胸が締め付けられる。

小さい頃はそれはそれで幸せだった。

私の頭を優しく撫でて、笑って、慰めてくれて..。

どうして愛した人が私を育ててくれた人だったんだろう。

幸せだったはずなのに...私の中で誰かが叫ぶ。

「リ○○○、愛してる！！離れないで！！」...と...。

それは...誰の声なんだろう。

思い出せない。

思い出そうとすると...霧がかかった様になり、気分が悪くなる。

今日もリ○○○は私の頭を撫で、「愛してる。」と囁きながら...抱き締めてくれる。

これは...私が愛してるのだろうか...。

それとも...私の中の誰か...が私を動かしてるのかもしれない。

「リ○○○、お仕事終わった？」

机についているリ○○○の膝の上に座り、腕を絡ませながら聞く。

「あぁ...今日はこれで終わりだ。」

私の頬にキスをすると、膝の上から私をおろし、書類を渡しにエル○○○の所に行った。

しばらくして戻ってきたリ○○○に抱きつき、私はキスをねだる。

そっと唇を合わせ、離れていく。

それ以上の事はして来なかった。

私が求めても...それはやんわりと誤魔化される。

一緒にいるのに、愛してるって囁くくせに...愛されている実感が無い。

実感が欲しかった。ちゃんと...ちゃんと体ごとリ○○○に愛されたいのに。

こんな事...誰にも相談出来ない。

エレ〇達も私より年下になってしまった。

エル○○○は恐らく、私の巨人の力が欲しいだけ。

ハン〇は私の中の巨人に興味があるだけ。

ペト〇達はリ○○○班で...私をそれとなく監視してるだけ。

私は寂しかった。子供の頃はあんなに愛されていたのに...。私も本当に愛していたのに...。

「リ○○○、抱いて。」
私はソファに座るリ○○○に、抱きつきながら言った。

「それは...お前にはまだ早い。」
頭を撫でながらリ○○○が笑う。

「じゃあ、いつなら良いの？私の体はもう大人だよ...。」

「お前はわかってない。」

「何を...？抱かれたいと思う私はおかしいの？」

「いや、それはおかしくない...。」

「何がダメなの...いつもそう。今夜は納得出来る様に話して！」
リ○○○の隣に座ると思い切り抱きついた。

「...お前が最初に巨人化した時のきっかけは覚えてるか？」

私の体を引き離しながらリ○○○は聞いてきた。