リヴァイと赤ん坊と... (ページ43)

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４３話ページ43

「ん、おはよう、ハン〇！」
ベッドから降りてきて挨拶をしたベイビ。

「わ、今回は...一気に成長したね！」
そう言いながらベイビが巻いているシーツをめくろうとする...。

「何をする気だ...？」

「やっ、どう成長したのかなってね。」
シーツをめくる手を止めないハン〇。

「いい加減にしろ。」
俺はため息をつきながらソファに体を沈ませた。

「女同士、いいじゃないか...ねぇ、ベイビ？」

「う...ん、でもパパが怒るから...。」
チラッと俺の方を見た。

ガチャ...。
「失礼します！」
ペト〇が部屋に入り、敬礼をするのも忘れてベイビに駆け寄る。

「ベイビちゃん？すごい大きくなったのね。」

「うん、でも大きくなったらパパが機嫌悪い...。」
ペト〇に話しながらまた俺を見る。

「当たり前だろうが。女のくせに全裸でも平気っておかしいだろう。」

「え、ベイビちゃん...恥ずかしく...ないの？」
ペト〇の方が恥ずかしそうに聞いた。

「裸がどうしてダメなの？...訳がわかんない。女だからダメなの？」

「へ、へぇ、ベイビは恥ずかしいとか、不自然だとか思わないんだね？」
眼鏡をカチャッと鳴らしたハン〇。

「うん、女だからってどうして？」
また同じ質問を繰り返した。

「あ...んー、何て言えば...良いのかな？」

「何か問題があってからでは遅いからね、ベイビ。」

「問題？何か問題があるの？」

２人は黙り込んでしまった...。

「起きてからずっとその調子だ。ほぼ全裸だったから隠せと言ってからな。」

「えっと...なんて言えば。」

「とにかく...ペト〇、何か洋服を持ってきてくれ！」
ハン〇がそう言うと急いで部屋を出て行った。

「あー、まだ大きいね。今だけ我慢して？」
コクリとベイビは頷く。

「ベイビ、何個か質問良いかい？」
ハン〇がベッドルームにベイビを連れて行った。

「兵長、どうしてベイビちゃんは羞恥心が無いんでしょうか？」
困惑した顔を俺に向けてくる。

「...産まれ出た場所に関係あるのかもな。」
ベイビに聞こえない様に小声で話した。

小首を傾げ、手を額に当てながらペト〇はため息をつく。

「巨人化に怯えた日々を過ごしながら、急に成長して訳のわからねぇ事をベイビは言い出す。気持ちがついていかねぇ、疲れる...。」

「巨人がどうしたの？」

「あぁ、ベイビには関係ない...何かわかったか？」
俺は話を逸らし、ソファから立ち上がる。

「何も...おかしい所は見つからなかったよ。」
ハン〇がため息をついた...。