今日も風さえ吹きすぎる AfterStory 【文豪ストレイドッグス】

今日も風さえ吹きすぎる×暗殺教室8 ページ8

『渚君、赤羽君ちょっといいかな？』


ある日の昼休み

2人でご飯を食べていた渚君と赤羽君に声をかけた



「どうしたの？」

『今度ポートマフィア主催のパーティーが開かれるんだけどさ、君達2人がE組代表として選ばれたんだ』


暗殺の実力、パーティーの内容を秘密に出来るか、社交性なども考えてのセレクトだ


「マフィアのパーティー？ちょー面白そうじゃん」



ニヤニヤする赤羽君とは対象的に顔色が悪い渚君
どうせ麻薬とか重火器とか乱闘とか悪い事を考えてるんだろうな


『大丈夫だよ、ポートマフィア主催のパーティーで乱闘なんか起こす輩が居たら黒服さん達が存在消しちゃうから』



ニコリと笑うと渚君は引きつらせた笑顔を見せる



『今日の放課後って時間ある？2人は特別な招待客だからドレスコード準備するために色々と測らないといけないんだ』


「ドレスコードが必要ってどんなパーティーなの？」









『え、普通に舞踏会だけど』









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ポートマフィア本部の廊下を中学生3人が歩く
1人はあくびを噛みしめながら、1人は顎を軽く上げ相手を少し見下したような目線で、もう1人はおどおどと怯えながら




私が居るから周りの黒服さん達は道を開けて頭を軽く下げてくれる



『赤羽君、顎引いて歩いて』


「んー、けどAちゃんってそこそこ偉い人なんでしょ？つっかかってくる人居ないんじゃない？」



『まあそうだけど』


「つーかさ、Aちゃんいつまで俺のこと赤羽君って呼ぶの？」



『なになに、カルマ君って呼んで欲しいの？しょうがないなあ今日から君はカルマ君だ』


「ずっと前からカルマだけどね」





エレベーターへ乗り込むと渚君は、はぁとため息をついた


「覚悟はしてたけどやっぱり緊張するね」


『渚君、このぐらいで緊張してたらこの後もたないよ』



ぐんぐんと昇っていくエレベーター




「ねえAちゃん、まさかとは思うけど」


珍しく冷や汗をかいているカルマ君



『今からポートマフィアの首領さんに会いに行くよー』

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