32．ライバルと猫 ページ32
真人「虎杖が生き続ける限り宿儺も復活するかもしれない。
俺はAを他の奴に渡すなんて絶対イヤだから。ライバルは排除しときたいんだよね」
漏瑚「……しかし、宿儺なしで呪霊の時代を築くのは難しいだろ」
真人の言い分に漏瑚が押されている。
僕としては真人には悠仁に関わらないでほしい、魂の天敵なんだから。
それに呪霊側に寝返ったから悠仁に会いたくなかった。
真人「五条 悟もいなくなったんだし宿儺に頼る必要なくない？」
A『……真人、僕は悠仁を殺すのには反対』
漏瑚「ほら、Aもこう言っているのだからお前も……」
僕の意見に漏瑚が賛成していれば＿＿
真人「Aってばまだ高専の連中を友達だと思ってるの？もう向こうにも裏切り者としてバレてんのに」
A『違うよ。悠仁は真人の天敵だから。無理に戦う必要は……』
悠仁と戦うのは危険だって伝えようとしたら。
真人はすっと目を細め＿＿
逃がさないといった様に僕の腰に手を回してきた。
真人「へぇ？その言い方……俺が虎杖に負けると思ってる？」
A『そ、そうじゃなくて真人には傷ついて欲しくないから』
真人「ん〜……そんな風に言われたら余計虎杖をヤりたくなるんだよねぇ」
実力を疑われて嫌な気分になったのかな。
僕が不安げに真人を見上げていれば、パッと手を離し。
真人「やっぱ虎杖殺しちゃお！大丈夫、宿儺なんていなくたって俺達なら勝てるさ」
笑顔でそう言い放った。
漏瑚「話を聞け！……本気か？」
真人「本気と書いて大マジさ。
可愛い恋人が俺の力を疑ってるみたいだからね、いいとこ見せないと」
こうなったら真人は言うことを聞かない。
漏瑚にとめてくれるよう視線を送れば。
漏瑚「……宿儺が復活すれば確実に呪いの時代が来る。
儂らは偽物共とは違う、死すら恐れず目的のために動くべきだ。それが呪いの真髄なのだから」
真人「違うよ。軸がブレようと一貫性がなかろうと。
偽りなく欲求のままに行動する、それが俺達＿＿呪いなんだ」
お互い呪いとしての価値観をぶつける。
このままじゃらちが開かないけど＿＿
真人「漏瑚と争う気は無い、だからゲームをしようよ」
急にそんなことを言い始めた。
真人「俺が先に虎杖と遭遇したら奴を殺す。
漏瑚が先なら指を差し出して宿儺に力を戻せばいい」
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
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シュリィ(プロフ) - 莉にゃんさん» コメントありがとうございます！シリーズ物なのに全部読んでくれたんですか…！？作者として凄く嬉しいです！夢主と真人たちのお話はまだまだ続くのでこれからもお楽しみください〜ฅ- ·̫ - ̳^)♡ (12月30日 0時) (
レス) id: 48493c160b (このIDを非表示/違反報告)
莉にゃん(プロフ) - 見つけて読み始めてここまでぶっ通しで読み込んでしまいました。真人が特別に思ってくれる感じや呪霊側の仲間達との関係性が凄く好きです◝(⑅•ᴗ•⑅)◜続きが楽しみです。頑張って執筆して頂きありがとうございます。応援してます (12月29日 2時) (レス) @page16 id: 15a8231294 (このIDを非表示/違反報告)
シュリィ(プロフ) - 霜さん» こちらこそ応援のコメントありがとうございます！これからも猫な真人のお話を楽しんでくれると嬉しいです(៸៸᳐>⩊<៸៸᳐)♪ (12月25日 22時) (レス) id: 48493c160b (このIDを非表示/違反報告)
霜 - 更新感謝です‼︎ 1番好きな小説なのでこれからも楽しみに待ってます、頑張ってください‼︎ (12月24日 11時) (レス) @page15 id: e6f015306f (このIDを非表示/違反報告)
シュリィ(プロフ) - ????さん» お祝いコメントありがとうございます！ぜひ続きの方もよろしくお願いしますね♡(˶> ̫ <^˵)੭ (12月7日 0時) (レス) id: 48493c160b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：シュリィ | 作成日時：2023年11月1日 23時
