22．白光と猫 ページ22
怒りで猫耳と尻尾の毛が逆立つのを感じる。
転生してから僕が本気で怒ったことはなかった。
どうせ作り物の世界なんだし。
わざわざ感情を出したりするのは、無駄なことだって思っていたから。
A『久しぶりだな……こんな感情。その体、真人に治してもらったんでしょ？
それも全部僕が壊してやるから＿＿＿＿��
もう手加減はいらない。
ありったけの呪力出力で��崩壊��を発動し、巨大ロボの膝下を消し飛ばす。
幸吉「クソッ……！！呪力耐性付きの装甲ごと壊すなんて……これまで視てきたのは本気じゃなかったのか！？」
A『僕が本気だったのは夏油に襲われた時だよ。
あの時も……真人が狙われてたな。飼い猫を奪われるなんて、僕は飼い主失格だね』
足を失い、大きく体制を崩した巨大ロボを��転成��の結晶が杭となって貫く。
腕も破壊し、空中で磔にされたロボの体が大きく戦慄いた。
僕は軽く跳んでロボの頭部に飛び移る。
A『……だけど、今は自分の不甲斐なさより貴方が憎いんだ』
幸吉「っ、まさか操縦席に＿＿！？」
A『顕現、叢雲剣＿＿＿＿��
召喚した叢雲剣の刀身がキラリと光る。
纏っていた金の雷光は白光へと変わり、軽く剣を振るえば頭部の装甲を簡単に斬り落とした。
斬られた断面は平で＿＿中にいる与 幸吉と目が合う。
幸吉「く、来るな化け物……！！」
A『？別にそっちに行かなくても術式で殺せるけど。貴方だけは僕の手で殺さないと……きっと、後悔するから』
幸吉「ヒッ……」
斬った場所から操縦席に侵入し、幸吉に近づく。
交流会で出会ったのは幸吉が操るメカ丸だったから……実際に会うのはこれが最初で最後。
僕を見て幸吉は怯えた表情をする。
A『改造人間以外の人間を殺すのは初めてだな』
幸吉「こうなったら……来い！！メカ丸＿＿！！」
操縦席の下からメカ丸が飛び出してくるけど。すぐ��崩壊��で粉々にしてやった。
それでも諦めずに最後の1本であろう��簡易領域��の杭を僕に向ける。
A『それじゃさようなら、与 幸吉』
白光を纏ったままの剣を振り下ろそうとしたら。
背後の装甲が壊れ＿＿
真人「＿＿Aどいてっ！ソイツは俺の獲物だから！！」
僕の後ろから真人が飛び出してきた。
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
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シュリィ(プロフ) - べいぞーさん» コメントありがとうございます！ヤンデレな真人も挟んじゃいました(៸៸᳐> <៸៸᳐)♥楽しんでくださると幸いです！ (12月16日 23時) (
レス) id: 48493c160b (このIDを非表示/違反報告)
べいぞー - まだ読み途中ですが真人がDVカレシっぽくなってきて万々歳です。ありがとうございます、ものすごくいい作品だと思っております (12月12日 14時) (レス) id: 32b6ce9bde (このIDを非表示/違反報告)
シュリィ(プロフ) - ニーなさん» コメントありがとうございます…！小説を好きと言ってもらえて嬉しいです！最後まで更新頑張りますね(^ ̳- ‧̫ • ̳^)♡ (10月26日 0時) (レス) id: 48493c160b (このIDを非表示/違反報告)
ニーな - このシリーズめっちゃ好きです！体調に気をつけて更新がんばってください！ (10月24日 21時) (レス) @page29 id: 8c9f62e83c (このIDを非表示/違反報告)
シュリィ(プロフ) - 星雀さん» コメントありがとうございます！ぜひ続きも読んでくださると嬉しいです(៸៸᳐>⩊<៸៸᳐)♪ (10月8日 23時) (レス) id: 48493c160b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：シュリィ | 作成日時：2023年9月13日 23時
