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26.猫と兄 真人side ページ26

わくわくしながらAにメールを送る。


だけど、帰ってきた返事は『また後で』という内容で。






真人「えー!?A、まだこっちに来れないってさ……」


夏油「ふむ。確か、Aには今日他の任務の予定が入ってたんじゃないかな」


真人「そういうことは先に言ってよね……」






夏油から借りたスマホを投げて返せば、『危ないじゃないか』といいながらもキャッチしていた。


それを九相図の1番上の兄が見守っている。






?「……そのAというやつは。俺たちと同じで呪霊の血が入っているのか」



夏油「何だい?脹相もAに興味があるのかな」


真人「は?Aは俺のものだから興味とか抱かないで欲しいなー」






それまで黙って座っていた脹相が珍しく口を開く。


無口なタイプだと思っていたけど……まさか、Aに興味を持ったわけじゃないよね?






脹相「……俺たち兄弟のように。

呪いの血が入った者がどんな暮らしをしているのか気になったたけだ」






脹相は俺の牽制を気にすることもなく続けた。

こいつ……無口なだけじゃなくて、少し天然が入っているのかもしれない。






夏油「だ、そうだ。Aに関しては真人が1番詳しいんじゃない?」



真人「俺に聞く?まぁ、Aと俺は付き合ってるんだけどさ。

Aはとっても可愛くて優しくてね、皆んなから好かれすぎて困っちゃうくらいだよ」



脹相「そうか」






Aがどれだけ可愛いのかを熱弁しても、脹相は短い返事で返してきた。


そっちから聞いといて反応薄いのはどうなの?

でも、あまりAに興味を持たれるのも嫌だから文句は言わないけど。






脹相「自分で言うのもなんだが。呪い(おまえ)と恋人になる奴なんているんだな」



真人「脹相は俺に喧嘩売ってんの??」


夏油「まぁまぁ。信じられない気持ちも分かるけど、真人の恋人だってのは本当だよ」






挙句、俺とAの仲を疑うようなことを言ってくるしムカついてきた。


当の脹相は俺がどうして怒ってるのかも分かってなさそうだし。

他の九相図2人もこんなんだったら仲良くやっていける気がしないな。






脹相「(……消去法で呪霊側についたが。

こんな調子で大丈夫なのだろうか……お遣いに行った他の兄弟たちも心配だしな)」






怒る俺とそれを宥める夏油。

脹相はというと、やる気のなさそうな目で絶対他のことを考えていた。










__________

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作者名:シュリィ | 作成日時:2023年5月7日 20時

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