40.誘惑と猫 ページ40
真人とも無事に再会し日常が戻ってきた。
たまに呪術高専に通ったり、あとは__
真人「ねぇ、今日はずっと家にいるよね?」
真人が前より甘えるようになったくらいかな?
A『うん』ナデナデ
真人「あはっ、君にならこうやって可愛がられるのも悪くないかも♪」
夏油の襲撃以降、真人は前よりも僕にくっつくようになった。
どこか行こうとしても心配そうについてくる。
A『あ、五条先生からの電話……少し静かにしてて』
真人「えー?」
僕に膝枕されていた真人が不満げな声を上げるけど。
口元に指を当てて『静かにしてね』と言う。
五条《__もしもしA?今いいかい?
前に話してた百鬼夜行参加の返事を聞きたいんだけど》
真人「……」
A《五条先生、僕は参加しま……あ、すみませんっ!
猫が……後でかけ直します!》
返事をしようとしたら、真人に服の下から脇腹をまさぐられた。
くすぐったくて思わず声がうわずる。
A『ちょっと真人、邪魔しちゃ』
真人「……行かないでよ。百鬼夜行はAを襲った奴が来るんだろ?
ねぇ、その日は俺と一緒にいて?俺が側で守るから……」
注意しようと真人を見れば。
上目遣いで必死に『行かないで』と訴えていた。
A『……はぁ、分かった。五条先生には後で断りの電話入れとく』
真人「!やったぁ!これでクリスマスも一緒にいられるね♪」
真人の押しに弱い僕はまたお願いを受け入れてしまう。
棘やパンダ、真希さん達には悪いけど……憂太がいるし大丈夫だよね?
__________
迎えた百鬼夜行当日____
クリスマスイブの日。
東京には厳重な交通規制がなされ、いつものクリスマスとは違っていた。
A『そろそろ寝ようか』
窓の外を見張ってくれていた真人を連れ、寝室に行く。
2人でいつものようにベッドに入れば__
真人「あのさ、俺……Aを抱きたい」
唐突に。
いつもと違う真剣で熱のこもった瞳で見つめられた。
真人「冗談じゃない、本気なんだ。Aのこと……俺のものにしたい」
真っ直ぐに見つめられた僕は__
A『……いいよ。真人のこと……受け入れるよ』
日付がクリスマスに変わったその夜。
そっと唇を触れ合わせ、僕達は体を重ねた。
__________
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シュリィ(プロフ) - 砂さん» コメントありがとうございます!続編もよろしくお願いします(៸៸᳐>⩊<៸៸᳐)♪ (11月7日 22時) (レス) id: 48493c160b (このIDを非表示/違反報告)
砂 - あ、好きだこの作品…書いてくださってありがとうございますぅぅぅ、、、 (11月4日 7時) (レス) @page23 id: f5943d0623 (このIDを非表示/違反報告)
シュリィ(プロフ) - 名前変えたのでコメントを投稿し直しました、通知行ってたらすみません……! (2023年2月7日 22時) (レス) id: 48493c160b (このIDを非表示/違反報告)
シュリィ(プロフ) - ハンカチモンスターさん» コメントありがとうございます。こちらこそ続編の方もよろしくお願いしますね!推してもらえて感謝です♡(˶> ̫ <^˵)੭ (2023年2月7日 22時) (レス) id: 48493c160b (このIDを非表示/違反報告)
シュリィ(プロフ) - 火鉢さん» 応援コメントありがとうございます。大好きだなんて嬉しいです!これからもこの小説をよろしくお願いしますね!(ˆ ̳ᴗ ̫ ᴗ ̳ˆ)♡ (2023年2月7日 22時) (レス) id: 48493c160b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:シュリィ | 作成日時:2022年10月5日 22時