37.再会と猫 ページ37
僕の了承に皆んなの表情が明るくなる。
五条「いよっし!それじゃちょうど1年ズも揃ってる事だし、挨拶しよっか!」
A『僕は猫宮 Aだよ、皆んなよろしく』
憂太「わぁ〜!僕、転校生だから仲間が増えるの嬉しいよ。よろしくね、A君!」
棘「ツナマヨ!」
憂太が手を差し出してきたから握手をする。
一瞬、寒気がしたような気がしたけど里香ちゃんかな……?
A『あの!そろそろ帰ってもいいですか?
家にいる猫が心配で……』
そう言うと、賑やかだった雰囲気が固まり__
真希「おいバカ悟!!こんなとこに引き止めてる場合じゃねぇだろ!!」
五条「えっ、猫いるとか先生初耳なんだけど!?」
憂太「猫ちゃん3日も放置って……大丈夫なの!?」
パンダ「ヤバいだろ、早く帰らせてやれよ〜!」
棘「おかか〜!?」
それまでより一層騒がしくなると、皆んな急いで帰宅準備を手伝ってくれた。
__________
送ってもらっている車の中____
補助監督の人が『着きましたよ』と声をかけてきた。
五条「へぇ、ここが君の家か。大きいマンションだね〜」
A『元々は家族3人で住んでたので。
__それでは、送ってくれてありがとうございました』
頭を下げて、まだ何か言いたげな五条先生を残してさっさとエントランスに入る。
もし着いてこられて部屋を見られたら真人の存在がバレるかもだし。
A『……真人、いる……?』
自宅に入り、真っ暗な部屋に呼びかけた。
僕に何かあった時は地下トンネルの隠れ家に逃げるよう事前に言ってある。
無事だとは思うけど、真人の顔を見るまでは安心できない。
最後に僕の部屋のドアを開けると____
真人「Aッ……!!」
視界が水色の髪に覆われる。
そしてそれが、真人に抱きしめられているからだって気づいた。
A『……!……真人、ただいま』
真人「うん、おかえりA……!
俺、君が帰ってこなくて……ずっと心配で、無事で良かったっ……!」
ようやくの再会を確かめるように強く抱きしめられる。
震える肩に気づいた僕は。
そのまま背中に手を回し、安心させるように撫で続けた。
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シュリィ(プロフ) - 砂さん» コメントありがとうございます!続編もよろしくお願いします(៸៸᳐>⩊<៸៸᳐)♪ (11月7日 22時) (レス) id: 48493c160b (このIDを非表示/違反報告)
砂 - あ、好きだこの作品…書いてくださってありがとうございますぅぅぅ、、、 (11月4日 7時) (レス) @page23 id: f5943d0623 (このIDを非表示/違反報告)
シュリィ(プロフ) - 名前変えたのでコメントを投稿し直しました、通知行ってたらすみません……! (2023年2月7日 22時) (レス) id: 48493c160b (このIDを非表示/違反報告)
シュリィ(プロフ) - ハンカチモンスターさん» コメントありがとうございます。こちらこそ続編の方もよろしくお願いしますね!推してもらえて感謝です♡(˶> ̫ <^˵)੭ (2023年2月7日 22時) (レス) id: 48493c160b (このIDを非表示/違反報告)
シュリィ(プロフ) - 火鉢さん» 応援コメントありがとうございます。大好きだなんて嬉しいです!これからもこの小説をよろしくお願いしますね!(ˆ ̳ᴗ ̫ ᴗ ̳ˆ)♡ (2023年2月7日 22時) (レス) id: 48493c160b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:シュリィ | 作成日時:2022年10月5日 22時