迷いネコ【黒尾鉄朗】 (ページ38)

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次は音駒VS烏野

清「Aちゃん、ボトルよろしく！」

あ「はい！」

私は急いで準備をする

谷「はい、これ！」

あ「ありがとう！…谷っちゃん慣れてきたんだね！」

谷「うん！」

谷っちゃんに負けないようにしないとな
私も頑張ろ！

孤「クロ！」

黒「…！…ッッ」

ダンッ

先輩のスパイクが烏野のコートに入る

谷「音駒のあの先輩すごいよね！Aは毎日見てたんだよね！」

あ「…」

谷「A？」

あ「あ…ごめん…。うん、毎日見てたよ」

クロ先輩…
肩をかばってる

清「ボトル準備できた？」

あ「はい！今持っていきます！」

私のせいだ…

清「次これお願い！」

あ「はい！」

黒「ナイス！」

あ「…」

黒「リエーフ真っ直ぐ構えろ！」

あ「…」

どうしよう。
何をしていてもクロ先輩の声だけが聞こえる

…集中しないと
集中
集中

「おい」

集中
…

黒「おい！」

あ「！？」

黒「…プッ。……何だよその顔」

あ「な…笑わないでくださいよ！」

黒「いや、だって……」

まだ笑ってるし。

あ「どうされたんですか？」

試合は終わり今は烏野のペナルティが終わるのを待っている

黒「…湿布ちょうだい？」

あ「はい」

私はジャージのポケットから取り出す

黒「へぇー、ポッケに入れてくれてんだ」

あ「せ、先輩のだけじゃないですよ！みんなのです！」

黒「ふーん？」

またニヤニヤしてる

あ「はい、どうぞ。」

黒「ん！」

クロ先輩はTシャツをずらす

あ「？」

黒「貼ってくれないの？」

あ「！…それぐらい自分で？」

黒「ん！」

あ「……。分かりましたよ」

ダメだ。先輩といると調子狂うな…

黒「Aサンキュ。またよろしくな」

あ「次は自分で貼ってください！」

黒「…またな！」

先輩は音駒の人たちのところへ行ってしまった

否定しなかった…

清「いつの間に仲良くなったの？」

あ「仲良くなんかないですよ！？」

清「見たところ付き合ってるみたいだったよ！」

先輩はニコニコしている

あ「！///そんなこと無いです！！」

嫌でも意識してしまう自分がいる
…
意識しないなんて無理だよ…

でも、今は自分の仕事に集中