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尖らせ255 ページ17

赤司side
















バシッ、と乾いた音が部屋に響く。

打たれたと気付くのと同時に痛みがじわじわと広がり、頬を抑えた。



ふと見上げれば宙に浮かぶ父の手、眉間にグッとしわを寄せた父の顔。

あぁ…






清々だ。









「やってくれたな。……征十郎。」


「…。」


「何か言い訳でもあるのなら聞いてやろう。」









父のその問いにいつまでも黙り呆けている僕。

そんな出来の悪い息子に彼はもう一度手を振り上げ…



止めた。

理由は…







おそらく僕が笑うから。









「では一つだけ。…父さん、僕は”友人”である彼らの未来に幸あることを願います。」


「……ッッ、……それだけか?」


「はい。」









吐き捨てるように言ってやれば、父は屈辱を受けた様な表情を顔に刻み頭を抑えた。

俯き加減にブツブツと口を動かすその様子を横目に沢渡夫妻を見やる。

彼等もまた、ソファに座り込み一点だけを見つめる抜け殻のよう。




今頃自分たちの娘は空港、あわよくばアメリカ行きだ。


まぁ、それを教えるのはもう少し先になりそうだけど。





そして静かに一人部屋を後にすれば昔のチームメイトの顔が揃っていた。

一人だけ足りないが、それでも彼らの顔をみてほっと一息。


きっとこれ以上ないほどの笑顔を浮かべて口を開いた。



















「さて。じゃあ…いつ頃アメリカに行こうか。」




































(「え!俺達も向こうで暮らすんスか!?」)

(「赤司の事だ、遊びに行くだなんだと言い出しただけなのだよ。」)

(「まじー?じゃあ室ちんにも会えんじゃん。やったー」)

(「いや、まずはあれだろ。火神の野郎とまた1on1だな。」)

作者より→←尖らせ254



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ユキ(プロフ) - ぱに仔@元猫男爵さん» かわいくない!わかった! (2015年8月7日 13時) (レス) id: bae07e7071 (このIDを非表示/違反報告)
ぱに仔@元猫男爵(プロフ) - ユキさん» …もう、可愛いなぁw(( あ。そうだ…コメ欄での会話禁止らしいのね汗 もしよければボードの方に移ろうかなと思うんだけど…。 (2015年8月6日 23時) (レス) id: c0094570c8 (このIDを非表示/違反報告)
ユキ(プロフ) - ぱに仔@元猫男爵さん» 落ち着く………… (2015年8月6日 9時) (レス) id: bae07e7071 (このIDを非表示/違反報告)
ぱに仔@元猫男爵(プロフ) - ユキさん» そっかそっか……よしよし、((笑 (2015年8月5日 17時) (レス) id: c0094570c8 (このIDを非表示/違反報告)
ユキ(プロフ) - ぱに仔@元猫男爵さん» ごめん……嬉しくて…… (2015年8月2日 16時) (レス) id: bae07e7071 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:猫男爵 | 作者ホームページ:http  
作成日時:2015年1月25日 23時

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